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【2023年】メンズのキルティングジャケット着こなしのコツ|おすすめブランド、コーディネートを交えてご紹介します
キルティングジャケットとは
キルティングジャケットとは、その名の通り、キルティング素材を使用したジャケットのこと。2枚の布地の間に詰め物(羊毛・羽毛・化繊綿など)が入っており、保温性に優れているのが特徴です。
表地全体にステッチが入っているため、程よくボリュームが抑えられ、スマートな印象に。同じく中綿入りのダウンコートなどと比べても、上品さが感じられます。
スーツの上にも羽織れる汎用性の高さも、人気の秘訣。また、元々はハンティングや乗馬などのアウトドアシーンで着用されていたこともあり、軽量で丈夫という特徴も。
ほかのアウターの中に着る中間着としての活用もおすすめです。
高機能で使いやすいキルティングジャケットですが、近年ではその独特なルックスからも、注目を集めています。布地の立体感がコーディネートにメリハリをつけ、着やせ効果も抜群。コーデュロイの襟が付いた定番タイプだけでなく、ノーカラーやフード付きのタイプまで、デザインのバリエーションも豊富です。
中でも最近のトレンドは、ややワイドなシルエットのキルティングジャケット。レイヤードしやすく、羽織るだけでコーディネートの主役になるワイドサイズのアイテムは、この冬要チェックです。
キルティングジャケットのおすすめブランド
LAVENHAM(ラベンハム)
LAVENHAMは、キルティングジャケットの代名詞として知られるイギリスのファッションブランドです。1969年に創業して以来、キルティングにこだわり続けている理由は、より高い保温性を求めているため。ジャケットにはダイヤモンドキルトと呼ばれる技法を採用し、表面の糸をほつれにくく仕上げています。
また、糸が交差する部分を特殊な技法で縫い合わせ、強度を高めることで、長く愛用できる丈夫なジャケットを実現。さらに中綿にはポリエステルを使用し、軽量化を追求するとともに、水への耐性も備えています。
一方、表地には、多種多様な素材を採用。ナイロンやポリエステル、ウールやカシミヤ、コットンなど、バリエーション豊かにラインナップしているのが特徴です。素材の違いによりさまざまな表情のジャケットを生み出すことで、ファッションアウターとしても根強い人気を誇っています。
そんなラベンハム(LAVENHAM)の定番モデルは、シンプルかつベーシックなルックスの「RAYDON」です。すっきりとしたボックスシルエットで、全体に細身のフィッティング。
フロントのスナップボタンやフードを排除したデザインが、使いやすさをUPしています。
Barbour(バブアー)
アウトドア・ライフスタイルブランドのBarbour(バブアー)も、キルティングジャケットで有名なブランドの1つです。先述のLAVENHAM(ラベンハム)と並び、2大ブランドと称されることも。
両者ともにイギリス発かつ、世界各国で愛されているという共通点があるものの、その歴史には大きな違いがあります。乗馬愛好家をターゲットとしていたLAVENHAM(ラベンハム)に対し、Barbour(バブアー)は英国王室にも愛された由緒正しいブランド。第一次、第二次世界大戦中には、防水ジャケットを英国軍にも供給していたほどの、信頼と実力の持ち主です。
耐久性と実用性に優れており、現在ではメンズのみならず、レディースやキッズまで、幅広いアイテムを展開しています。
数々の名作を輩出しているBarbour(バブアー)ですが、なかでもリッズデイルジャケットは、キルティング素材で人気の1枚。
トレンドを問わずに着用できるベーシックなデザインで、スーツスタイルにも馴染みます。
オンオフ兼用で使える万能ジャケットとして、クローゼットにあると重宝すること間違いなしです。
Macintosh(マッキントッシュ)
世界3大コートブランドの1つに数えられることもある「マッキントッシュ」。キルティングジャケットを語るうえで、外せない存在です。1823年に、天然ゴムを使い、さらに熱を加えて仕上げた防水布を開発。いわゆる「マッキントッシュクロス」の誕生です。画期的な布で作ったゴム引きコートは、防水性や機能性の高さから、全英中に瞬く間に広がりました。
当初は乗馬用コートやレインコートとして普及していましたが、そのクオリティの高さから、2度の大戦時には、英国陸軍の上着にも採用されるほど。また、英国国鉄の外套を製作するなど、評価の高さがうかがえます。
現在でもイギリスでは、レインコートの総称をマッキントッシュと呼ぶほど、広く認知されているブランドです。
そんなマッキントッシュのスタンダードモデル「WAVERLY」は、最近トレンドのワイドなシルエット。ややゆとりのあるサイズ感で、ジャケットの上からも羽織ることができます。襟やパイピング部分にはコーデュロイのファブリックが施されており、ほどよいアクセントに。ベーシックでありながらも、頼りがいのある1枚です。
キルティングジャケットのおすすめコーディネート
カラーコントラストでメリハリを効かせて
黒のキルティングジャケットに赤のスウェット、白のパンツを合わせたコーディネート。カラーコントラストが目を惹く、大人の着こなしです。ノーカラーのジャケットをチョイスして、すっきりとした印象に。キャップやシューズでラフな雰囲気をプラスし、堅くなりすぎるのを回避しています。
スーツ×キルティングジャケット
引用:https://wear.jp/005112gh/20526387/
スーツ×キルティングジャケットのビジネススタイル。
インナーにタートルネックのセーターを合わせたことで、個性的かつ品のあるビジカジファッションが完成。ロング丈のジャケットは、羽織るだけでトレンド感のある着こなしが実現します。フード付きを選んで、スタイリッシュさも兼ね備えたコーディネートに。
大人のカジュアルスタイル
引用:https://wear.jp/sm47/20783867/
白系でまとめたワントーンコーデに、カーキのキルティングジャケットをON。腕に入ったジャケットのワンポイントが、カジュアルなテイストに仕上げています。ニットキャップやスニーカー、バッグを黒で統一することで、まとまりのある着こなしに。ラフなムードから、大人の余裕が感じられるスタイリングです。
シックな休日コーデ
引用:https://wear.jp/rag03m/20670308/
全身をダークトーンで揃えたシックなコーディネート。黒のキルティングジャケットは、タートルネックやレザーバッグとの相性も良く、洗練された雰囲気が漂います。
ボトムにはプレーンなデニムをチョイスしつつ、ドレスシューズを合わせてカジュアルに寄りすぎない印象に。狭めにロールアップした足元が好アクセント。
ミリタリーテイストな着こなし
引用:https://wear.jp/ships_1701mcn/20481549/
ニットの上に羽織ったのは、ワイドシルエットにくすみカラーと、トレンド要素を詰め込んだキルティングジャケット。アースカラーで統一することで、インナーのボーダー柄も、自然と馴染みます。
ボトムにもややゆとりのあるシルエットを採用して、肩の力が抜けたスタイリングに。ハットやスニーカーから、ミリタリーなテイストが感じられる着こなしです。
遊び心のある大人の着こなし
引用:https://wear.jp/oillnomura/20753587/
色使いや、柄物アイテムのチョイスなど、随所にセンスが光るコーディネートです。
主役のカーディガンを目立たせるように、アウターにはベーシックなキルティングジャケットをON。遊び心のある着こなしながらも、大人のニュアンスに仕上げています。
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