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ウールパンツとは?メンテ方法や着こなしのコツ、おすすめコーディネートについて
ウールパンツとは、素材にウールを使用しているパンツのこと。
その名の通りのアイテムですが、ひと口にウールパンツと言っても、ウール100%のものから化学繊維を混紡しているものまでさまざまです。
定番のスラックスタイプやワイドシルエット、ツイードパンツまで、デザイン面でのバリエーションも豊富。さらには、ストレッチ性や快適性を高めたアイテムが登場するなど、幅広いニーズに対応するウールパンツが、数多く展開されています。
ウールパンツの最大の特徴は、保温性に優れていること。
縮れた毛が絡み合っているウール素材特有の性質が、秋冬のファッションに重宝します。また、水をはじきながらも適度な吸湿性があるウールは、汗をかいても不快感がありません。
高い防寒性を誇りながらもストレスフリーで履けるウールパンツは、秋冬のマストアイテムの1つです。
機能面でも優れているウールパンツですが、その魅力は、着心地だけではありません。デザイン面でもウール素材ならではの魅力が光ります。
厚手で温かみのある表情が、身につけるだけで季節感を演出し、上品な着こなしに。その大人っぽい素材感を活かして、きれいめに着こなすのも良し、カジュアルコーデを格上げさせるのも良しと、スタイリングの幅が広がること間違いなしです。
ウールパンツの洗濯方法
基本的にウールは、縮みや毛玉が発生しやすいデリケートな素材です。
思わぬトラブルを回避するためにも、洗濯前には必ず洗濯表示を確認しましょう。ただし、手洗いマークがついているものも、コース次第では洗濯機を使用できる可能性があります。
そこで今回は、ウールパンツを手洗いする方法と、洗濯機を使用する方法の2つをご紹介。
正しいお手入れ方法をマスターして、秋冬のお洒落を楽しみましょう。
手洗い
ウールパンツを長持ちさせたい場合には、手洗いするのがおすすめです。
まずシンクや洗面器に約40℃のお湯を張り、適量の中性洗剤を入れて、洗浄液を作ります。このとき「おしゃれ着用洗剤」と呼ばれる中性洗剤を使うと、縮みなどのトラブルを回避できます。
洗浄液が完成したら、ウールパンツを投入し、てのひらで優しく押し洗い。丁寧に、押したり浮かせたりするのがポイントです。30回程度を目安に行いましょう。
ウール100%のパンツや、汚れがひどい場合には、15分ほど漬け置きすると効果的。
汚れが浮いてきたら、すすぎの作業に入ります。水を2~3回入れ替えながら、引き続き押し洗いをする要領で、洗剤の泡が出なくなるまで繰り返します。
十分にすすぎができたら、次にするのは脱水です。洗濯機を使用して、水気をきりましょう。ウールパンツを畳んだ状態でネットに入れ、10秒ほど脱水にかけます。
最後に柔軟剤を溶かした水に浸し、もう一度脱水したら洗濯完了です。柔軟剤に浸けるときは、ネットに入れたままでOK。脱水は30秒を目安にしてください。
洗濯機を使用
洗濯機を使用する場合は、ウールパンツをネットに入れて、手洗いコースで洗うだけです。
手洗いのパターンと同様、「おしゃれ着用洗剤」(中性洗剤)で、優しく洗えるコースを選択しましょう。「手洗いコース」や「ドライコース」を使うのがおすすめです。
洗濯機に入れる時は、ウールパンツの汚れ部分を外側にしてたたみ、ネットにいれると汚れが落ちやすくなります。
よりキレイな仕上がりを求める場合は、柔軟剤を入れましょう。
干し方
洗濯が済んだら、シワや型崩れが残らないよう、しっかり伸ばして乾かしましょう。
ピンチハンガーなどを使い筒状に整えるのがベストです。このときウールパンツを裏返すのが、乾きやすくするポイント。また、ピンチハンガーに裾側を上、腰側を下にして吊るすのも、シワを伸ばすために効果的です。
自重で自然とシワが伸びるので、アイロンがかけやすく、キレイに乾きます。
ウールパンツと相性のいいシューズ
スニーカー
ウールパンツをカジュアルに履きたいときには、スニーカーを合わせるのがおすすめです。
ウールパンツが持つ上品な雰囲気はそのままに、軽快な着こなしが実現します。秋冬らしいあたたかな表情を強調したい場合には、スエードのスニーカーを持ってくるのもアリ。
キレイめカジュアルからストリートテイストのスタイリングまで、スニーカーのデザイン次第で大きく印象が変わります。
ブーツ
ウールパンツは、ブーツとも好相性。
大人っぽいシックなスタイリングに最適です。季節感を出したいときや、足元に光沢をプラスしたいときに特におすすめ。
細身のウールパンツを合わせると、バランスの良いコーディネートが完成します。
革靴
カジュアルファッションを格上げしたいときには、気軽に履けるローファーがピッタリです。
ウールパンツ特有の品の良い表情を保ちつつ、堅くなりすぎないスタイリングに仕上がります。オーソドックスなスラックスタイプのパンツはもちろん、あえてワイドシルエットのウールパンツを合わせるのもOK。
ウールパンツ初心者でも失敗しにくい組み合わせです。
ウールパンツを用いた大人のコーディネート
ライダース×ウールパンツ
テーパードシルエットのウールパンツで、スマートな印象の着こなし。
足元にはミドル丈のブーツをオンして、大人かっこいいコーディネートに仕上げています。汎用性の高い細身のウールパンツは、合わせるアウターを選びません。
レザーのライダースジャケットとも自然と馴染み、上品かつ男らしいスタイリングに。
ウール素材のセットアップでソフトな雰囲気に
キレイめなコーディネートにおすすめなのが、ウール素材のセットアップです。
堅くなりがちなジャケットスタイルも、ウール素材が持つ温かみのある表情で、ソフトな雰囲気に。ブーツの光沢で品の良さをプラスしつつ、全身のバランスを引き締めています。
セットアップの深みのある色合いがGOOD。
ミリタリーテイストの着こなし
ゆったりとしたシルエットのウールパンツは、シンプルなスニーカーと合わせるのがおすすめ。
ウール素材のきちんとした印象とリラックス感のある佇まいが共存し、大人のこなれたスタイリングが完成します。アースカラーで統一したコーディネートに、足元の白が好アクセント。
ブルゾン×ラムウールパンツ
ブルゾン×ウールパンツの、冬らしいスタイリング。
ラムウールを使った上質なパンツは、足首がわずかに覗く絶妙な丈感が魅力です。シューズとのコーディネートやソックスとのレイヤードを楽しむのもアリ。
落ち着いた着こなしながらも、足元のスニーカーがアクティブさを演出しています。
素材を楽しむ秋冬コーデ
季節感のある素材をふんだんに取り入れた、秋冬に最適なコーディネート。
キャメルのカーディガンとブラックのウールパンツで、メリハリの効いた着こなしに。ニットやカーディガンのもつ柔和な表情を、重厚感のある革靴で引き締めています。
パンツと革靴を同系色でまとめることで、脚長効果も期待大。
チェスターコート×ウールパンツ
ブルーのチェスターコートが主役のスタイリング。
地味になりがちな秋冬コーデも、カラーアイテムを一点投入することで、お洒落度が一気に加速。センタープレスのウールパンツをチョイスするのが、キレイめコーデのポイントです。
足元にはローファーを合わせて、堅すぎない印象に仕上げています。
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