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大人のTシャツはオーバーサイズで抜け感を。おすすめコーデやTシャツを紹介します
誰もが普段何気なく着ているTシャツですが、皆さんはどのようにサイズを選んでいますか。
普段のご自身のサイズがMだとしたら、Tシャツも繰り返しMサイズで選んでいるのではないでしょうか。
実はTシャツはシンプルな作りだからこそ、他のアイテムでは難しい「サイズで遊ぶ」「サイズ感で印象を変える」ことができ、コーディネートに違いを出すことが可能です。
サイズで遊ぶ
ビジネスはジャストサイズが鉄則
前段でTシャツはサイズで遊べると述べましたが、Tシャツ以外ではなかなかそうはいきません。
シャツやジャケットとなどといったビジネス寄りのアイテムは、ジャストサイズでないと清潔感が失われてしまい、サイズによる遊びはとても難易度が高いです。
特にサイズの影響を受けやすいスーツでは、大きいサイズだとだらしがなく、あまり仕事ができる人には見えません。細く見せたいからと無理に小さいサイズを選んでしまうと、ピチピチ感が悪目立ちしてしまいます。
清潔感のあるコーディネートで気をつけたいサイズ選びの最も重要なポイントは、肩幅、丈(着丈、袖丈、裾丈)がジャストサイズであることです。
無駄がなく自身のサイズを理解することができるのが大人の着こなしなのではないでしょうか。
アメリカなどでは自分の体型や健康をうまく管理できていない人は仕事ができないと見なされることも少なくありません。
Tシャツはサイズで遊ぶとサマになる
その点Tシャツはもともとカジュアルなシーンで使われることが多く、いかにリラックスして着られるかに着目されてきました。それが次第にビジネスシーンでも使用されるようになり、昨今では生地やサイズの組み合わせが生まれ、様々なライフスタイルで活躍しています。
オーバー、ジャスト、タイトなど、デザインだけではなくサイズ感にも意識を向けて着用すると、今時の自己表現として小慣れている感やリラックス感が出て、着こなし感がアップします。
Tシャツは他のアイテムに比べて安価なものが多いため、トレンドや気分で気軽に取り入れやすいところも魅力です。
サイズを上げるだけで抜け感アップ
2018年頃からリラックスがトレンドとなっており、ゆったりとしたシルエットやキメ過ぎないラフなスタイリングが注目されています。
Tシャツはオーバーサイズを着るだけで簡単に抜け感が出てトレンドを取り入れやすいアイテムと言えます。実は体型が気になり出している30代、40代にとってはポッコリお腹をカバーできるのも隠れた魅力の一つです。
オーバーサイズでは普段着ているサイズよりも1~2サイズ大きいものを選びましょう。
肩を落とすことで袖の付け根が二の腕あたりにくるドロップショルダーになるようにするとトレンド感が際立ちます。また、「オーバーサイズ風」のデザインで作られているアイテムは、普段通りのサイズを着ることでオーバーサイズになる設計のため、サイズを選ぶ際には注意しましょう。
オーバーサイズが良い理由
ビックシルエットとしてオーバーサイズ風のTシャツが出ているのに、わざわざオーバーサイズを選ぶ必要があるのでしょうか。答えはYESです。
ビックシルエットはいつものサイズを選べばオーバーサイズ風として簡単にトレンド感を出せますが、実はオーバーサイズ風としても大きめのシルエットで作られていることが多く極端に身幅がダボダボだったり、着丈が長過ぎたりします。大人のオーバーサイズは程よくやり過ぎないこともポイントなので、ビックシルエットでいつものサイズを選ぶのではなくオーバーサイズでご自身に合った程よいこだわりのリラックスサイズを選びましょう。
ビックシルエット
オーバーサイズを選ぶ際に注意したいこと
しかしトレンドのオーバーサイズを着て、だらしのない印象になってしまうのは避けたいものです。
オーバーサイズを選ぶ際に注意したいポイントが4つあります。
・着丈があまり長くなり過ぎないこと。
・衿/首元の開きが大きくないこと
・生地が薄くないこと
・柄が派手ではないこと
上記はいずれもだらしのない印象に繋がります。大人のオーバーサイズでは、着丈は普段と変わらないくらいで長くてもお尻が隠れるか隠れないか程度に。また、衿の開きは露出を少なく控えめに、生地感は少し厚みがありしっかりしているものを選び、柄はワンポイント程度に抑えましょう。
また、コーディネートのポイントは、ボトムはスッキリとした物を、靴やバッグなどの小物はキレイ目なアイテムを選ぶこと。カジュアルに着たい場合は、スポーティーなアイテムを取り入れてスポーツミックスなコーディネートにしてみるのも良いでしょう。
サイズ感で印象を変える
リラックスがトレンドでオーバーサイズがトレンドだからと言って、ジャストサイズやタイトが「トレンドでないため着られない」なんていうことは決してありません。それぞれのサイズ感から受ける印象を念頭に、目的に合わせて使い分けましょう。
【オーバーサイズ】
やりすぎないトレンドの取り入れで、程よい大人の抜け感という印象になります。
もともとシンプルなTシャツのサイズを上げるだけなので、頑張りすぎない遊び心のある着こなしとなります。
リラックスというトレンドから来たオーバーサイズなので、あくまで頑張ってる感が出ないことがポイントです。ただカジュアル感が増しすぎるとだらしなくなってしまうのと、オーバーサイズをビジネスシーンで取り入れることは難易度が高いでしょう。
【ジャストサイズ】
清潔感があり、自分のサイズ感や着こなしをよく理解しているという印象になります。
トレンドという訳ではありませんが、清潔感があるため安定して好印象を得られます。流行り廃りの影響をほとんど受けないのでいつの時代でも安心して着られます。
コーディネートの幅も広いので悩まずに何でも合わせられますが、抜け感のあるおしゃれさを出したい場合はひと工夫が必要です。
【タイト】
スタイリッシュでオシャレ上手という印象で、お手本のようなコーデです。ファッショニスタですね。
サイズ感にこだわりを持っていることはすぐに伝わるでしょう。程よいタイト感を着こなせれば着痩せして見えるのでスタイルアップにも繋がります。
注意したいのが、タイトと言ってもピチピチになるのはNGです。体に自信があるとはいえ体のラインがはっきりと形付いたり、透けて欲しくない部分が透けてしまうのは好ましくありません。タイトとはあくまで無駄がなく細身であることです。
サイズ感別のコーディネート事例
サイズ感ごとのコーディネートをご紹介します。
同じサイズ感のTシャツでも合わせるものによってさらに印象が変わってきます。今お持ちのアイテムですぐに真似できるコーディネートばかりだと思いますので是非取り入れてみてください。
【オーバーサイズ】
オーバーサイズのTシャツを着る時にはボトムスは細身のものを合わせると間違い無いでしょう。上下を同系色でまとめると控えめで落ち着いた印象になります。写真のような生地に厚みがあり少し光沢感があるような素材はトレンド感がありとてもオススメです。
下のコーデのように大きいスニーカー、あるいはメガネのようなアクセントを加えることで、シンプルになりすぎないファッションを実現できるでしょう。
私もよく以下のようなコーデをしますが、メガネも太めのフレームを選ぶ等するのをおすすめします。
ボトムスもリラックステイストのゆったりしたものを取り入れる場合は、ダボダボし過ぎてだらしの無い印象になってしまわないようにボトムスの裾をロールアップし、足首を見せて全体のシルエットにメリハリを持たせましょう。下はオーバーサイズの中でも大きめのサイズ感のTシャツですが、パンツもゆったりしたシルエットのためバランスが取れています。
柄物デザインのオーバーサイズを着る場合は、ボトムスはキレイ目なものを合わせましょう。
センタープレスが入っているボトムスを選べば簡単にキレイ目なコーディネートになります。前に開きが大きな衿ぐりはだらしのない印象になってしまいますが、写真のように浅く横に広めのボートネックならば、清潔感のあるスタイリングとなります。
【ジャストサイズ】
カラーを着るならジャストサイズがオススメです。
濃い色のデニムでTシャツのカラーを引き立てましょう。ウエストをインして、デニムの裾を大きめの幅でロールアップし、砕け過ぎないストレートなシルエットにしてみましょう。キャップではなくハウンチングというところもポイントになっていて素敵ですね。色も夏っぽいイエロー/オレンジで、季節感が出ていて◎です。
大きなプリントTを着るならジャストサイズに限ります。子供っぽくならないように革靴やハットなどの小物遣いで大人らしさを出しましょう。わかりにくいですが、袖を少しまくってアクセントを出していますね。
ショートパンツを合わせる場合にもジャストサイズは間違いありません。ショートパンツと合わせるTシャツのサイズ感が悪いと子供っぽくなってしまいがちです。膝丈のすっきりとしたストレートのショートパンツと合わせましょう。Tシャツを濃い色にしてパンツをカラーにすると、カラーを取り入れつつも落ち着いた印象になります。
光沢のある素材/生地であることも一気に着こなしに雰囲気が出ますね。
【タイト】
ボーダー柄にすることで、タイト感が強調され過ぎずに着回しが利きます。ボーダーの幅は細い方がカジュアルさが抑えられるのと、クラッシュデニムでキメ過ぎない抜け感をプラスすると一気に垢抜けた印象に。タイトなシルエットは体型が表れるので体型維持も必須です。
シンプルなファッションですが、ハットとサングラスで一気に雰囲気が出ますね。
細身のボトムスと革靴でキレイ目に決めてみましょう。清潔感のあるファッションの定番でもあります。できる限りの無駄を省きモノトーンで合わせてジャケットを羽織ればビジネスシーンでもTシャツを活用できます。
タイトな胸周りと長めの着丈で縦のシルエットを強調し、着痩せ感をアップさせましょう。Tシャツの袖を折りあげることで全体のバランスを調整することができます。明るい膨張色の時はネックレスや腕時計でアクセントをつけてイメージを引き締めるのも効果的です。
薄めの生地で、柔らかそうな着心地、長めの着丈も素敵です。
いかがでしたでしょうか。
サイズ感が違うだけで印象が大きく変わるということ、コーディネートの幅が広がることがお分りいただけたのではないでしょうか。
まだオーバーサイズをお持ちでない方はこれを機会に是非買い足してみてください。
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