「革靴はビジネスシーンに履くもの」というイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか？

革靴は、私服にも問題なく着用できます。ただし、革靴ならなんでもアリというわけではありません。

革靴にはさまざまなタイプがあり、TPOやファッションに合わせて使い分ける必要があります。そこで今回は、私服に合わせやすい革靴の特徴やおすすめのブランドをご紹介。革靴の選び方をおさえて、足元のお洒落を楽しみましょう。

私服に合わせやすい革靴とは？

革靴を私服に合わせる場合には、つま先に丸みを帯びたものや、装飾が施されたものがベストです。革靴は、シャープなシルエットかつシンプルな装飾がフォーマルにふさわしいとされています。私服として取り入れる場合には、その対極のデザインを選びましょう。

以下では、私服に合わせやすい革靴をピックアップしてご紹介します。

ストレートチップ

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ストレートチップとは、つま先部分に横一直線のラインが入っているデザインのこと。フォーマルやビジネスシーンにも着用できるタイプの革靴ですが、カジュアルなファッションとも相性抜群。

休日のジャケパンスタイルなど、キレイめなスタイリングにハマります。よりカジュアルなムードを演出したい場合には、ブラウンのアイテムを選ぶと良いでしょう。ストレートチップは、「初心者が最初に買う革靴」と言われるほど定番的なデザイン。1足あると重宝すること間違いなしです。

ウイングチップ

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ウイングチップとは、つま先に鳥の羽（ウイング）のようなW字形の装飾が入っている革靴のこと。ビジネスシーンからカジュアルな装いにまでマッチする、汎用性の高いデザインです。

メダリオン（つま先革の穴飾り）やパーフォレーション（アッパーの大小の穴飾り）が一緒に施されているものが多く、見た目の華やかさはもちろん、通気性の面でも優秀。「2～3足目の革靴ならウイングチップ」といわれるほど人気のタイプです。

ローファー

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ローファーとは、アッパー部分にU字型のパーツが縫い付けられ、さらにその上に飾り帯上の装飾がついた革靴のこと。カジュアルシューズに分類されるため、フォーマルやビジネスのシーンでは着用できませんが、休日のラフなスタイルには重宝します。

デニムやチノパン、ジョガーパンツやハーフパンツなど、カジュアルなアイテムとの相性もよく、きれいめからストリートまで、幅広いジャンルに対応。靴紐を結ぶ必要がないので脱着しやすく、動きやすいのがメリットです。

私服におすすめの革靴ブランド

KLEMAN

https://wear.jp/item/50005588/

KLEMAN（クレマン）は、フランス発のワークブーツブランドです。ミリタリースペックの基準をクリアし、丈夫で高品質なシューズを展開しています。その高い機能性から、本国フランスでは軍隊や消防署、公共施設などにも提供してきた実力派。多くの人に認知され、親しまれているブランドです。

実用靴という位置づけの同ブランドでは、ラバーソールを採用しているため、悪天候時にも着用できるのが魅力の1つ。水の侵入を防ぎ、かつ滑りにくくなることから、雨や雪の日にも頼れる1足です。

また、高機能でありながらもコスパは抜群。1足2万円台で購入できることから、革靴初心者にもおすすめです。高すぎず安過ぎずのちょうどいい価格帯なので、スニーカーからの履き替えとしても現実的。

なかでも定番モデルの「PASTAN」は、シンプルなプレーントゥシューズなので、合わせるアイテムを選びません。スマートにキメたいときの足元にピッタリです。

SANDERS

https://wear.jp/item/38005586/

靴の聖地ノーサンプトン、最後のメーカーといわれるSanders（サンダース）。1873年に設立されて以来、約150年の歴史を誇っています。

Sandersの革靴の特徴は、グッドイヤーウェルト製法による履き心地のよさ。

ミッドソールにコルクを十分に敷き詰めることで、長時間の着用でも疲れにくい快適性と、絶妙なフィット感を実現しました。その伝統的な技法は現在でも受け継がれており、高品質な製品を作り続けています。

今回ピックアップする「SANDERS(サンダース）1128」は、定番かつ人気のモデル。ミリタリーコレクションのモデルで、カジュアルに寄りすぎないデザインが人気の秘訣です。アッパーのトリプルステッチが控えめながらもアクセントとなり、見栄えのする足元に。

美しいシルエットはもちろん、グリップ性・耐久性・耐水性に優れていることから、実用面でも高評価。年齢を問わず履きこなせる1足です。

foot the coacher

https://wear.jp/item/56946788/

2000年、竹ヶ原敏之介が立ち上げた日本のメンズシューズブランド。現代に合うクラシカルなワークシューズを手掛けることを目的に、誕生しました。同氏が靴づくりに対し、「本質的に良いものを履いてもらうために、時代との調和を図りながらデザインすることだ」と語っているように、品質にこだわった製品を生み出しています。

現在では、ヨーロッパのワークシューズやデイリーシューズをベースに数々のフットウェアを展開。なかでも定番人気のレザーシューズ「S.S.SHOES」は、ブランド独自のソールを使用した名品です。

ドイツのクラウス・マーチン博士が考案した技術を、現代の技術と素材でブラッシュアップしたLuftgepolsterte sohle（ルフトソール）を採用。グリップ力としなやかさはそのままに、軽量かつ耐久性に優れた革靴が誕生しました。素材には撥水性のある全天候型のレザーを使用しているので、悪天候時にもおすすめです。

筆者はfoot the coacherとAURALEEがコラボした革靴を愛用しています。

ALDEN

https://wear.jp/item/32026175/

最後にご紹介するのは、世界的に有名なシューズブランド「オールデン」です。多くの名品で知られるアメリカの高級紳士靴メーカーで、著名人にも愛用者が多いことで知られています。

なかでもプレーントゥは、同ブランドが最も得意とするところ。不朽の名作と呼び声高い「990」は、ぽってりとしたラウンドトゥ（バリーラスト）が特徴で、上品さと無骨さを兼ね備えたルックスです。

カジュアルにもビジネスにも幅広く対応するため、コアなファンから初めてオールデンに挑戦する人まで、多くのユーザーに支持されています。スラックスはもちろん、ワイドなデニムやチノパンなど、どんなアイテムにも順応する汎用性の高さが魅力の1つ。

ダークバーガンディのコードバンは経年変化をも楽しめる上質な素材のため、長く愛用したい人におすすめのモデルです。

ジャランスリワヤ

https://wear.jp/item/49883232/

高品質な革靴が破格のお値段で手に入れられると評判のジャランスリワヤ。インドネシアで製造・輸出することで、生産コストが抑えられています。

同ブランドの靴はすべて、独自の育成プログラムを受けた職人たちの手作業によって製造。その結果、本場ヨーロッパの革靴に匹敵するほどの、ハイクオリティなアイテムを生み出しています。6～7万円クラスの革靴と同等レベルといわれる商品を3万円台で購入できるのは、ジャランスリワヤの大きな魅力。

そんな同ブランドの定番モデルは、ダブルモンクストラップシューズです。

スマートなシルエットとバックルのシルバーがマッチした、スタイリッシュなデザイン。アッパーや中底、ウェルト部分は手作業で縫い付けられており（ハンドソーンウェルデッド製法）、細部まで同ブランドならではのこだわりが光ります。耐久性や履き心地の面でも高評価。