Blog
Mail magazineメルマガ登録
arkheはファッション/アート/東京のグルメやショップの情報をお届けしています。
配信頻度:月に1〜4通
【シーン別】最低限知っておきたいメンズのドレスコードの基本
ドレスコードとは、場所や時間帯、シーンなどにふさわしいとされる服装のことです。
TPO(Time、Place、Occasion)に合わせた服装は、周囲の人へ配慮するエチケットでもあります。結婚式や式典・パーティーだけでなく、ホテルでの食事やブライダルフェアなどに参加する際にも意識したいところ。
今回は、5つのシーン別のドレスコードを、お手本となる写真を交えてご紹介します。
知らず知らずのうちにマナー違反をしていたという事態を避けるためにも、ドレスコードの基本を学んでおきましょう。
シーン別ドレスコードの種類
結婚式・披露宴:フォーマル・セミフォーマル・インフォーマル
結婚式・披露宴では、それぞれの立場によって、ふさわしいとされる服装が異なります。
具体的には以下のとおり。
・新郎新婦とその両親、媒酌人:フォーマル
・新郎新婦の兄妹など近い親族など:セミフォーマル
・ゲスト:インフォーマル
まずはもっとも格式が高いフォーマルからみていきましょう。「正礼服」「正装」と呼ばれる服装は、結婚式や国家の式典の際に着用します。
新郎の場合は、「五つ紋付き羽織袴」、「モーニング」または「テールコート(燕尾服)」。
両家の父や媒酌人の場合は、「紋付き羽織袴」です。
フォーマルの服装は時間帯によって着用できるものが変わり、モーニングは朝から午後6時まで(冬季は午後5時)、テールコートはそれ以降の夜間に限ります。
一方、結婚式に親族として出席する際は、格式をひとつ下げたセミフォーマルを着用しましょう。
「準礼服」を意味するセミフォーマルは、結婚式や披露宴のゲストとして、もっともかしこまったスタイルです。
新郎新婦との関係が、兄弟やいとこなど、親族の中でも比較的近しい間柄のときに着用します。
具体的には、「ディレクタースーツ」(昼)や「タキシード」(夜)など。
セミフォーマルもフォーマルと同様、昼と夜でふさわしいとされるスタイルが違うので、着用する時間帯に注意が必要です。
新郎新婦の兄弟姉妹はホスト側の立場になるので、ベーシックで清潔感のあるスタイルが無難。
白と黒でスッキリとまとめましょう。
ゲストとして参加する際には、時間帯を関係なく着られる「インフォーマル(略礼服)」が好ましいです。
もっともポピュラーな礼装で、「平服」と表現されるのがインフォーマルのスタイルに該当します。
一般的なのは、ベーシックなダークカラーでまとめたスーツスタイル。
シャツのカラーやネクタイ、ポケットチーフなどの小物で華やかさを演出しましょう。
こちらのコーディネートでは、ペイズリー柄のネクタイと白のチーフが好アクセント。
サックスブルーのシャツがさわやかな印象を演出しています。
結婚式の二次会・お披露目パーティー:スマートエレガンス・カジュアルエレガンス
結婚式の二次会では、「スマートエレガンス」や「カジュアルエレガンス」が最適。
礼服のカテゴリーに属しないこれらの服装には、厳密な定義はありませんが、パーティーシーンなどではよく目にするスタイルです。
特にスマートエレガンスはフォーマルに近いドレスコードため、レストランウェディングのほかお披露目パーティーにもおすすめ。
具体的には、ダークスーツに白のYシャツ、鮮やかなカラーのネクタイなど、インフォーマルよりも華やかでドレッシーなスタイルを指します。
結婚式の定番であるネイビーのスーツは、ベストと合わせて着るのがおすすめ。
ジャケットとスラックスだけのセットアップより格式が高く、華やかな着こなしが完成します。
赤のネクタイや白のチーフとのコントラストがGOOD。
一方カジュアルエレガンスは、スマートエレガンスをさらにカジュアルダウンさせ、スッキリとまとめたスタイルのこと。
ダークカラーのスーツに、淡いカラーのYシャツ、カラーのネクタイまたは蝶ネクタイを締めるなど、遊び心や個性をプラスすると、うまくまとまります。
足元は革靴を履いて、カジュアルすぎない身だしなみを心掛けましょう。
ドット柄の蝶ネクタイが目を惹くこちらのコーディネートは、エレガンスなムードとカジュアルさのバランスが秀逸。
個性的ながらも悪目立ちしないスーツのデザインが、カジュアルエレガンスのスタイルにピッタリです。
アンクル丈のパンツで抜け感を演出しつつ、垢抜けた着こなしに仕上げています。
企業主催のパーティなど:ビジネスアタイア
企業主催のパーティやレセプションなどでは「ビジネスアタイア」がふさわしいドレスコードとされています。
“アタイア(attire)”とは、“儀式のための衣装”という意味。
つまり、「仕事のための衣装=きちんとしたスーツスタイル」が基本です。とはいえパーティなので、華やかさも外せないポイント。
ビジネススーツ+白いYシャツのベーシックなスタイルに、ネクタイやポケットチーフをプラスして、ドレッシーな印象に仕上げましょう。
光沢のあるネクタイやカフスなどの小物もおすすめ。足元は革靴一択です。
基本的に、スーツやネクタイは普段使っているもので問題ありません。
ただしパーティーなどのシーンでは、チーフやカフスでランクアップすると、メリハリがついたお洒落が楽しめます。
今回ピックアップしたコーディネートでは、小紋柄のネクタイを締めて、落ち着きや知的さを演出。
ネクタイの結び方はプレーンノットで、すっきりとしたラインを作りましょう。
レストラン、ホテルでの食事やデート:スマートカジュアル
レストランやホテルでの食事やデートも、かっこよくキメたいもの。そんなときには、「スマートカジュアル」が最適です。
フォーマルまで堅苦しくないものの、きちんとした印象を与えることができます。はっきりとした定義はありませんが、お店や周りの雰囲気を考慮した服装を心掛けましょう。
具体的には、ジャケット(ブレザー)とパンツを合わせたスタイリングなど。力の入りすぎていない着こなしが理想です。
とはいえTシャツややデニム、スニーカーなどのカジュアルすぎるアイテムは避けましょう。
ホリゾンタルカラーのシャツをチョイスしたこちらのコーディネートは、ストライプ柄が目を惹くスタイリッシュなジャケパンスタイル。
シャツがフォーマルよりなので、ノーネクタイでも上品にキマります。足元はローファーを素足履きして、こなれた雰囲気に。
結婚式場のブライダルフェア:スマートカジュアル(最近はカジュアルでも可)
ブライダルフェアに参加する際も、スマートカジュアルがおすすめです。
基本のジャケパンスタイルのほか、ボタンダウンシャツやポロシャツなどでもOK。
ノーネクタイにチノパン、足元にはローファーやスリッポンなどを配置して、ラフにまとめられるのもスマートカジュアルならでは。
ジャケットを羽織るときには、インナーがTシャツでも構いません。場にふさわしい品格を意識しながらスタイリングしましょう。
ポロシャツ×チノパンのラフな合わせにテーラードジャケットを羽織った着こなしは、ブライダルフェアなどのシーンに最適。
堅苦しくない着こなしが、大人の余裕を感じさせます。
ベーシックなカラーでまとめるのが、スマートなスタイリングのコツ。
まとめ
細かい決まりがあって面倒くさいと感じる方もいるかもしれませんが、状況に応じて自分で適切なコーディネートを選ぶのは楽しいものです。身につけておいて損はありませんので、今日の記事をコーディネートの参考になさってください。
関連記事
Tシャツの「着心地のよさ」を決める要素とは? オススメブランド6選
Tシャツの良し悪しを決める要素として、「着心地のよさ」を欠かすことはできないでしょう。しかしながら、「着心地」という曖昧な単語は、着用する人によってブランドによって定義が曖昧であり、自分にとって「着心地のよい」Tシャツを…
【網羅版】COMOLIのデニム丨ベルテッド、5Pパンツなど
一点一点拘った素材と、独特の”緩い”シルエットが特徴のCOMOLI(コモリ)。2011年にスタートし徐々に人気に火が尽き、今やドメスティックブランドの中では圧倒的な人気を誇っています。 タイロッケンコートやコモリシャツな…
「シャツジャケット」の魅力。おすすめブランドとコーディネートをご紹介!
夏から秋にかけて衣替えの時期がやってきますが、これがなかなか難しい。ジャケットやパーカーだと暑いですし、シャツだと肌寒い。そういう場合に中間解として役立ってくれるのが「シャツジャケット」です。 名前の通り、シャツとジャケ…