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【オンスとは?】Tシャツは生地の厚みで印象も着心地も変わります
主役から脇役までこなせるコーデの必需品といえばTシャツ。そのTシャツを選ぶときに、みなさんはどんな基準でチョイスしていますか?カラーやデザイン、シルエット、素材等がTシャツ選びの基準としてよく使われますが、“オンス”も基準の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
オンスとは簡単にいえば 生地の厚みを示す指標 です。生地の厚さによって印象は大きく変わってきます。夏に厚い生地のTシャツでは暑苦しくなりますし、冬に薄い生地ではそもそも寒いでしょう。生地の厚みは感覚的にチョイスしてしまいがちですが、オンスを知ることでより正確に厚みを知ることができ失敗を防止できます。オンスにも注目し、より自分にマッチするTシャツを選べるようになりましょう。
オンスって何?
オンス(oz)とは生地の厚みを示す指標です。面積に対する生地の重量を表しており、1平方ヤード(0.83612774平方メートル/約90cm四方)あたりの重さは約28.35gとなります。
Tシャツは昔、アメリカを中心に普及した製品であることから、現在もTシャツのスペックのうち厚さを示す際はオンスで表示するのが慣例となっています。マイルと同様、聞いたことはあるけれど日本では馴染みがない表示ですが、オンスで厚みがイメージできるようになると感覚に頼らずに好みにマッチする厚みのTシャツを選ぶことができるようになります。ショップによって生地の厚みを「ヘビーウェイト」、「ライトウェイト」などと分けていますが、明確な基準があるわけではなくそのショップが独自で設定しているものです。正確な厚みを知りたければ、やはりオンス表示に慣れるのが良いでしょう。
基本的にオンスが高ければ高いほど、生地は厚く、そして重くなります。オンスは着心地にも影響がありますし、透け感が変わってくるのでTシャツ選びの重要なポイントです。また、重厚感にも違いが出てきます。夏に厚い生地を着ると本人が暑いだけでなく、暑苦しい印象を与えてしまうのはこの重厚感が影響しています。オンスを参考にしながら、季節や利用シーンにマッチするTシャツを選ぶようにしましょう。
季節や利用シーンにあわせて生地の厚さを選ぼう
どうせ買うなら品質の良いもの、だから生地の厚いTシャツを選ぼう、というのは間違いです。生地が厚い(オンスが高い)なら品質が良いとは限りません。実際、生地が薄く透けるものでも一枚5,000円以上の値段がつくTシャツもあり、生地の厚みだけで品質は判断できません。
生地の厚みは着心地や透け感に影響します。季節や利用シーンにあわせて、ベストな生地の厚みを選ぶのがポイントです。オンスの数値ごとに特徴をみていきましょう。
5~6オンス
最も一般的な厚さといえるのが5~6オンスです。季節を問わず着ることができ、着心地も慣れ親しんできたフィット感があるでしょう。白いTシャツでも透けることがほとんどなく夏場でメインに着るときも安心できます。ただし、モノによっては透ける場合もあるので、その場合は色つきを選びましょう。厚みのジャストフィットを求めるならこの5~6オンスです。
4~5オンス
薄手で夏場にピッタリなのがこの4~5オンスのTシャツです。薄く肌触りが良く、軽快な着心地が魅力です。ポリエステル素材なら清涼感もあり夏場には特におすすめ。うだるような暑さの中でも颯爽と着こなせるでしょう。まだ暑さが抜けない秋口のインナーにも薄手で体にフィットするので着心地が良いでしょう。
生地が薄く透けてしまうので、Tシャツをメインに着こなすコーデの時には注意が必要です。特に白は透けやすいので事前に透け感をしっかりチェックしましょう。また、型崩れがしやすいので洗濯の際はネットにいれることも忘れずに。たったこれだけでも長持ちします。
6~7オンス
厚手で型崩れしにくいため長持ちします。また、着用してもTシャツの形が明確に出るので、型くずれしないところもポイントです。
例えば、アルケーは身体のラインが出ることを避けるために、約7オンス程度の厚めの生地を採用しています。
arkhē (アルケー)
このように、オンスによってTシャツの着心地や着用におすすめの季節、利用シーンは異なってきます。自分の利用シーンをイメージしてあなたにぴったりの一枚を選んでくださいね。
オンスの調べ方
それでは、オンスはどうやって調べればよいのでしょうか。タグにオンス表示がある場合はいいですが、ない場合は型番を調べてメーカーサイトで調べるのが正確なオンスを知る方法です。しかし、そこまでしていられないという方がほとんどでしょう。オンスは細かい数値を正確に知る必要はなく、ざっくりとでも把握できれば上記のオンス別の特徴から自分の使い方にマッチする厚みを知ることができます。そこで簡易的にオンスを調べる方法を解説していきます。
オンスはTシャツを4回折りたたんだ時の厚みで大体把握することが可能です。
まず、Tシャツを縦に畳みます。次に袖と袖を合わせるように横へ畳みます。それを半分に畳み、さらに畳んで正方形にしたら、一番生地が厚い部分の長さを測ります。厚さが3cm以内なら約3.5~4.9オンス、3~3.5cmなら約5~6.9オンス、3.5cm以上なら7オンス以上です。Tシャツの素材や劣化状況によりこれらの数値はブレがありますが、おおよそのオンスを把握することができます。
Tシャツの重さや厚みに影響する番手とは?
着心地の良いTシャツを求めるなら、オンスとともにチェックしたいのが“番手”です。
番手とは糸の太さのこと。生地に厚みがあるなら、糸にも太さがあります。数値が大きくなるほど糸が細く軽くなります。Tシャツの生地に使用する糸には、1本の糸を使った『単糸』と、2本の糸をより合わせ1本にした『双糸』があります。双糸は2本の糸をより合わせているので丈夫で柔らかく、肌ざわりが良いのが特徴です。番手が大きくても双糸であれば、目が詰まっていて柔らかく、厚みのあるTシャツになります。同じオンスでも番手によって着心地が変わるので、より着心地にこだわる方は番手もチェックしてみてください。
オンスに注目すれば自分にピッタリのTシャツが見つかる
Tシャツ選びの基準にはカラーやシルエット、素材などがありますが、オンスもチェックすることで自分にマッチするTシャツを見つけやすくなります。オンスによって着心地はもちろん、Tシャツの透け感や重厚感・軽快感が変わってきます。単純に厚いから品質が良いというわけではないので、着用する季節や利用シーンにあわせてオンスを選ぶことが重要です。Tシャツは一年を通してお世話になるアイテム。オンスにもこだわって最適な一枚をチョイスしていきましょう。
Tシャツ選びの基準にはカラーやシルエットなどがありますが、オンスにも注目すればより自分にフィットする一枚を選べるようになります。オンスによってTシャツの着心地や透け感、重厚感が変わるので、季節や利用シーンにあわせてオンスを選ぶのがポイントです。
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