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【Tシャツ屋が教える】オックスフォード生地とは
オックスフォード生地とは
オックスフォードとは、「タテとヨコに2本の糸を引き揃えて織った平織りの生地」のこと。斜子織(ななこおり)とも呼ばれるやや目の粗い生地を指します。ボタンダウンシャツによく使われる素材として、イメージしやすい人も多いのではないでしょうか。
オックスフォード生地の特徴は、織り目がはっきりしていて少し厚手であること。通常の平織りよりもすき間が多いため、通気性にも優れており、着心地の良い素材です。
オックスフォード生地で仕立てられた服は、軽くて柔らかく、ノーアイロンでもサマになるかっこよさが魅力。糸同士の束縛性が強いのでとても丈夫で、洗濯するたびに味わいが出てくるのもメリットです。
カラーバリエーションが豊富なことから、シャツやジャケット、ネクタイなどによく使われています。
オックスフォード生地は3種類
オックスフォード生地を大きく分類すると、一般的な「オックスフォード」、「ロイヤルオックスフォード」、「ピンオックスフォード」の3種類。それぞれに表情が違うので、簡単にご紹介していきます。
1番オーソドックスな通常の「オックスフォード」は、おおよそ20~40番手の糸で織られていて、カジュアルなアイテムに使用されることが多い生地。中厚手でラフな質感が魅力です。
一方、おおよそ80~100番手の糸を用いる「ピンポイントオックスフォード」は、フォーマルなシーンに最適。柔らかな生地からは、品の良いしなやかさが感じられます。
さらに細い100番手以上の糸で織られる「ロイヤルオックスフォード」は、オックスフォードの中でもっとも光沢感が強く、ドレッシーな質感が特徴。通気性と吸湿性に優れているため、素肌でも着られますよ。
使用する糸の太さによって厚みや見栄えが違うので、シーンや用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
オックスフォード生地のおすすめアイテム
ボタンダウンシャツ
まずご紹介するのは、定番のオックスフォードシャツ。セレクトショップ「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」のオリジナルアイテムです。
打ち込みの強いオックスフォード生地を採用したシャツは、糸密度が高く、ハリ感と適度な厚みがある逸品。現代的なバルーンシルエットが特徴で、Tシャツとのレイヤードスタイルはもちろん、1枚で着てもスマートに仕上がります。
全体的にゆったりとしたフィット感のため、長時間の着用でもノンストレス。
とはいえ野暮ったさを感じさせない絶妙なバランスが、ボタンダウンシャツのニュースタンダードとして、人気を集めています。
スラックスやワイドパンツ、ジーンズやカーゴパンツなど、合わせるアイテムを選ばないベーシックなデザインも魅力の1つです。
ストレッチパンツ
オックスフォード生地は、パンツにも使われています。
こちらはセレクトショップ「SHIPS(シップス)」の定番、ノープリーツパンツシリーズです。
経糸はコットン、緯糸には伸縮性があるポリエステル系複合繊維を使用して織られているのが特徴。先染めで仕上げているため、深みのある色合いと色落ちのしにくさが大きなメリットです。
機能面では、吸水速乾性に優れたCOOLMAX(R)を備えており、汗ばむ季節や雨の日でも快適。ストレッチ性の高さも相まって、実用的で使いやすい1枚です。
また、シンプルなデザインなので、ON/OFF兼用で着用できるのも嬉しいところ。ジャケパンスタイルからカジュアルなコーディネートまで、幅広いスタイリングに対応してくれます。
ミリタリージャケット
高密度のオックスフォード生地を使用したこちらのミリタリージャケットは、日本のシャツブランド「SH(エスエイチ)」のアイテム。「フランスから見たアメリカ」をテーマに掲げていることから、アメリカの伝統とフランス特有のエレガントさが融合した、大人かっこいいデザインが特徴です。
オーバーサイズのシルエットのため、秋冬のレイヤードスタイルにも最適。
原料には希少価値の高い超長綿を採用し、なめらかな肌触りに仕上げています。ふっくらとした生地のため、洗いざらしのまま、ノーアイロンで着るのがおすすめ。しわしわの質感がこなれ感を演出し、お洒落度の高い着こなしになりますよ。着れば着るほど味が出て、経年変化を楽しめるジャケットです。
ネクタイ
オックスフォード生地は、ネクタイの素材としてもよく使われています。
今回ピックアップしたのは、ネクタイブランド「Stefanobigi(ステファノビジ)」のアイテム。オールハンドメイドで製作されており、縫製の質の高さが感じられるブランドです。
シンプルな配色のストライプ柄で、クラシックな雰囲気の中に都会的なエッセンスをプラスしたお洒落な1本。
定番の柄だからこそ、職種を選ばずさまざまなシーンで活用できます。
ブルー系のネクタイは、「誠実」「知的」といった印象を与えるため、ビジネスマンなら持っておきたいマストアイテム。オックスフォード特有のハリとコシのある生地感が、かっちりとしたⅤゾーンを演出します。
ベースボールキャップ
スポーツウェアブランド「Champion(チャンピオン)」は、キャップの素材にオックスフォード生地を採用しています。吸水性・通気性が高く、さらに耐久性にも優れているため、タフに使えるのが魅力。
形は定番のベースボール型で、普段使いにピッタリです。オーソドックスかつシンプルなデザインから、季節を問わずに着用できるのも嬉しいところ。服装を選ばないので、コーディネートの幅が広がりますよ。
ストリートファッションはもちろん、ジャケパンなどのキレイめなスタイルとの相性も抜群。また、性別・年代を問わないプレーンなルックスを活かし、パートナーとペアで被ったり、シェアするのもおすすめです。
布マスク
いまや生活の必需品となったマスクにも、オックスフォード生地が使われています。こちらはPOLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン)の布マスク。
ブランドを象徴するロゴマークがステッチされており、無機質になりがちなマスクスタイルのワンポイントに。表地はオックスフォードですが、肌にあたる面には優しい風合いのコットンを使用し、付け心地の良い1枚です。
さらにポリエステル×ナイロンのフィルターを内蔵しており、機能面でも安心できますよ。
肌馴染みの良いカラーリングで、普段使いはもちろん、ビジネスシーンにもマッチします。
年齢や服装を選ばず使えるため、ギフトにもおすすめ。
ハンカチ
最後にご紹介するのは、紳士の身だしなみの基本、ハンカチです。ファッションブランド「BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)」のハンカチは、白とグレーのツートンカラーに、ワンポイントの刺繍が好アクセント。
ベーシックなカラーなので、フォーマルにもカジュアルにも活用できます。ビジネスシーンでは、スーツと色味を揃えるのがお洒落に見えるコツ。オックスフォード生地のため、ノーアイロンでもシワにならないのがメリットです。
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