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幅広・甲高の方におすすめ|デザインと履き心地が両立した国産スニーカーをご紹介
1893年、キャンバス地で作られた生地にラバーを使用したソールを取りつけた物がボート競技のために作られました。それがスニーカーが生まれた起源と言われています。
その後1916年にアメリカのKeds社が自社のゴム底スポーツシューズに対し「静かな靴」をセールスポイントに考えたキャッチコピーが「Sneak(忍び寄る)」というもので、瞬く間に世界中に広まり「スニーカー」という言葉が定着しました。
スニーカーは子供の頃から履き慣れ、生涯を通じて最も多く履くシューズのタイプと言う人は多く、生活の中に当たり前に存在しています。
ところで皆さんは足にぴったり合った負担のないスニーカー選びができていますか?
近年は特にnewbalanceやNIKEをはじめスニーカーブームでもあり、足元にスニーカーを合わせるスタイリングがトレンドとなっています。
新しいスニーカーを購入する際、選び方でデザイン先行で選ぶと足に合わなかったり、zozotownやAmazonといったオンラインショップでサイズが合っていると思って購入しても靴擦れが起こったり、なかなか思うようなスニーカーに出会えないということ、ありませんか?
足に合わないスニーカーを履くと疲れて足に痛みが出て、脱ぎたくなることもしばしばです。
デザインはいいけれど、サイズが合わない悩み
海外ブランドのスニーカーはデザイン性が高く、トレンディで人気モデルが多数あります。身に付けていることでスタイルアップする主役級のスニーカーは発売と同時に売り切れることも。
しかし、海外ブランドのスニーカーはベースにしている型そのものが異なり、その国の一般的な人の足型に合わせて作られているため、幅広・甲高なタイプの足型の人には合わせにくいのが現状です。
例えば、シャープで色気を感じさせるイタリア製の革靴に憧れますが、細身のため足に合わず履けないという経験をされた人もいるでしょう。
靴を購入する際、店員さんから足のサイズを聞かれますが、それは長さのことで、足幅を聞かれることはほとんどないでしょう。
まず、いつも履いているサイズで試着しきつい、大きいなどで前後サイズの靴を試着されていると思います。
靴選びにおいては、長さと足幅、踵の太さなどがあったものを選ばなくては足にフィットした快適な履き心地を求められません。
幅広・甲高の足型が原因でスニーカー探しに困っている人には国産のスニーカーがおススメです。
先に述べましたように、靴メーカーは自分の国の一般的な人の足型に合わせて木靴を作ります。
日本の国産メーカーも同様に、日本人の足型にチューニングしているため、フィット感に優れたスニーカーを見つけることが出来ます。
以下では足のサイズが大きめでスニーカー探しにお悩みの方必見の国産ブランドとスニーカーモデルをご紹介していきましょう。
幅広・甲高の人におすすめの国産スニーカー
ASAHI(アサヒ)
1892年福岡県久留米市にて足袋作りで創業した長い歴史のあるシューズメーカーです。
「歩くことは生きること」と掲げ、“人生を共に歩く靴”をモットーに日本人の足を研究し続け、靴を通じて日本の健康づくりに貢献したいと考えています。昔ながらのバルカナイズ製法で作られている丈夫なスニーカー、インクジェクション製法と呼ばれるアッパーと靴底を一体成型する製造方法など、軽量で耐久性に優れた履き心地の良さがアサヒのスニーカーの特徴です。
普通のサイズから足幅がゆったりの4E,5Eサイズのスニーカーも製造しており、自分に合うスニーカーを探している足の大きな人や、足幅が広く甲高の足の人から絶大な支持を得ています。
バルカナイズ製法はかつて水に濡れた甲板の上で働く船乗り達を支えたデッキシューズで重宝された手法で、滑りやすい場所でも快適に歩くことができ、丈夫で壊れにくいのが特徴です。
ウィンブルドンM039 \5,500+税/サイズ24.5~28.0cm(足囲:4E)
足への衝撃を吸収してくれるインソールは取り外し可能なので靴内を清潔に保てます。踵部を包み込む形状になっているため踵が浮くことがなく、安定したウォーキングを実現するスニーカーです。
シンプルなデザインでコーディネイトしやすく、快適な履き心地、お値段も手ごろと3拍子揃っており、リピーターの多いスニーカーです。
MOONSTAR(ムーンスター)
1873年、地下足袋の生産を契機にゴム産業の町として栄えた福岡県久留米市で創業したムーンスター。
140年になる歴史を持ち、高い技術力と長い経験を持つ久留米工場を誇りに“MADE IN KURUME”と掲げ、1日約2万足を製造しています。技術が進歩した現代では少なくなっている希少なバルカナイズ製法で作るゴム底のスニーカーを始め、数多くのシューズが生まれています。
「毎日履きたい靴」と称されるムーンスターのシューズ。スニーカーは幅広い足のサイズ・足幅の展開をしており、デザインも豊富に揃っていますから必見です。
足幅(ウィズ)はかなり細めのBから始まり4E、かなり広めのFまで小刻みに展開しているため、自分の足にフィットするものに出会えるでしょう。
ムーンスターSPLT M195 \4,000+税/サイズ24.5~30.0cm(足囲:4E)
雨の日でも履ける「4㎝4時間防水」機能を搭載しており、急な雨の時でも安心な一足。つま先がゆったりした幅広の4E設計で、足の指を圧迫することなく伸び伸び動かせる快適な履き心地です。
カップインソールは通気性に優れた素材で靴内を快適に保ち、Ag+抗菌防臭機能も備わっているため、臭いの元となる菌の繁殖を抑制し、防臭効果を発揮します。
欲しい機能が豊富に備わったスニーカーでありながら安価なプライスですので、色違いで購入される方も多いモデルです。
ASICS(アシックス)
アシックスは1949年、鬼塚喜八郎氏によって創業されました。1945年戦争から復員した後、神戸市に鬼塚商会を創業し、同年、社員4名で買組し鬼塚株式会社としてスタートしました。
1977年、鬼塚株式会社を含む3社の対等合併により株式会社アシックスが誕生し現在に至り、創業70周年を迎えました。
アシックスの社名の由来は「Anima Sana In Corpore Sano」の頭文字からで、古代ローマの風刺作家ユベナリスの言葉から取ったものです。その意味は「健全な身体に健全な精神があれかしと祈る(べきだ)」。
この言葉を創業哲学に、世界中の人々に心身ともに健康で幸せな生活を実現してほしいという願いの元、スポーツを通じた社会貢献を志しています。
あらゆるスポーツシューズを生み出し、多くのアスリートの活躍に貢献しているアシックスは、その実績と多くのデーターから基づくかかとから爪先まで快適なシューズづくりをアップデートし続けています。
「カッコいいデザインでサイズの合ったものはまず見当たらない」とお悩みだった人に必見のスニーカーがアシックスには揃っています。
GEL MAI \15,400(税込み)/サイズ23.0~29.0,30.0,31.0cm(足囲:標準)
1990年代に販売されていた「GELMAI」の復刻モデル。
足の形状に合わせてフィットするよう、アッパーと靴紐を結ぶ位置をアシメトリックに設計された独特なデザイン。足首周囲に靴紐の通し孔を設け、巾着のように足の甲から足首までを締められるようにした機能構造が特徴です。ミッドソールにはアシックスが独自に開発したスポンジ材を使用し、クッション性に優れた履きやすい一足になっています。
足囲は標準設定ですが、通常よりもゆったり構造のため、足幅の広い人でも快適な履き心地を実感できるモデルです。オールブラックのトレンディなデザインで、スタイリッシュな足元が演出できます。
normmeister(ノームマイスター)
ノームマイスターは兵庫県西宮市にある革製品のお店「EMA」の職人兼オーナーが作るオールレザースニーカーです。
小さな工房で生み出される完全ハンドメイドのスニーカーの評判から、朝日放送の「LIFE~夢のカタチ~」で紹介されたほど。放送後は更に反響を呼び、デザインも履き心地も抜群だと人気が広がっています。
ノームマイスターは「思考を減らすスニーカー」を目指しているとのこと。
その真意は「シンプルがゆえにファッションを選ばなくてもいいことで、考える思考を一つ減らしてくれる」というもの。
普段から気軽に使用してもらいたい意向でデザイン、カラーは極力シンプルにまとめ、1つ1つのシューズと向き合い作ることで世界に一つだけの風合いを生み出しているそうです。
パターンオーダーが可能で、好きな色の革を選び自分のサイズに合わせて作ってもらえるため自分の足にフィットしたレザースニーカーを手に入れることが可能です。
レザーの靴は“馴染むまで革が硬く足が痛い”“締め付ける”という悩みがありますが、ノームマイスターのレザースニーカーは初めから履き心地の良さに感動すると言われています。
構想から完成まで2年以上もかけた靴職人ならではのスニーカーは、「レザーの悩みという思考を減らす完成度」とも言えるでしょう。
AIZENシリーズ \29,000+税/サイズ25.0,26.0,27.0,28.0cm
革靴を履いているような大人のカッコよさをスニーカーでも演出出来るようレトロランニングタイプのフォルムにアンティーク感漂う配色センスを取り入れたモデルです。厳選した革を選んだオールハンドメイドです。
大量生産の工業製品には出せない柔らかで足の形にあったフォルムが心地よく、ストレスを感じさせません。
これまでシューズ選びに苦戦されていた人に特におすすめしたいレザースニーカーです。
まとめ
国産のスニーカーブランドやおススメのモデルをご紹介してきました。
様々な足、歩行の悩みを研究し、快適で履き心地のよいシューズを作るのがシューズメーカーです。
国によって足そのものの形が異なるため、自分の足にフィットしたシューズを選ぶには日本人の足型にチューニングしている国産メーカーがおススメです。
知る人ぞ知るブランドの隠れた人気の秘密は、身に付ける人の快適さを追求し続けた製品であり、値段以上の満足感があることでしょう。
ご紹介したスニーカーはどれも機能性・デザイン・履き心地に定評があり、幅広・甲高の足型の人にも合わせやすく参考になるモデルです。ウェアリングしやすく、オシャレなファッションアイテムとして存在感を増すでしょう。
靴の悩みをリセットするオシャレなスニーカーをチェックしたら、シーンに合わせて足元からクールなスタイルにトライしてみてください。
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