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高尚な味と空間を提供するコーヒー豆専門店「KOFFEE MAMEYA」
2017年1月、コーヒー豆専門店「KOFFEE MAMEYA(コーヒー マメヤ)」が表参道にオープンしました。
コーヒー豆専門店といっても従来のお店とは一味違う「コーヒー豆のセレクトショップ」です。
豆の味はもちろんのこと、空間デザインも洗練されており、たとえコーヒー好きでない人でも忽ち魅了されてしまうことでしょう。
今回は、シンプルで美しい空間デザインにフォーカスしながら、コーヒーの新しい価値を提供するKOFFEE MAMEYAの魅力をご紹介します。
KOFFEE MAMEYAのコンセプト
お店のコンセプトは、「コーヒーを客へと届ける媒介者であるバリスタの価値を最大限に発揮できる店」。
バリスタは、これまでお店で飲むコーヒーの味わいを追求してきた一方で、お家で飲むコーヒーの味わいには未だ十分に貢献できていないといいます。
そのためMAMEYAでは、まずお客の好みをヒアリング。
バリスタが厳選した世界各地のコーヒー豆を、お客の好みに応じて丁寧に提案してくれます。
カフェだけでなく、お家でも最高の1杯を楽しんでもらいたいと、アパレルのセレクトショップのような販売専門店を目指しているそうです。
お店には、バリスタが世界中から厳選した豆15~20種類を常備。
お客の好みを丁寧にヒアリングしながら最適な豆を提供してくれます。
また、豆だけでなく、その背景にある生産者やロースターのカルチャーも同時に詳しく紹介してくれるのも魅力です。
また、取り扱うコーヒー豆は、「同じ産地の豆でも焼く人によって味わいが全く異なる」という理由から、産地ではなくロースター(焙煎工場)で選ぶという新しい視点を取り入れ、セレクトしています。
ロースターは、国内外から下記7ヶ所を選定。
・Unlimited CoffeeRoasters(浅草)
・小川珈琲(京都)
・ボンタイン珈琲(名古屋)
・豆香洞コーヒー(福岡)
・CodeBlackCoffee(メルボルン)
・The CuppingRoom(香港)
・La Cabra Coffee Roasters(デンマーク)
良い豆をロースターが選び、良いロースターをバリスタが選ぶという関係性は、寿司屋と卸売市場のような強い信頼を携えた関係性を想起させます。
そしてMAMEYAでは、豆の購入だけでなく、好みの豆をオーダーしてエスプレッソかコーヒーをカウンターで飲むこともできます。(価格は豆の種類によって異なり、1杯350円~950円程度)。
コーヒーにこだわる人には、まさに至れり尽くせりなお店ではないでしょうか。
ミニマムモダンな空間とバリスタとのコミュニケーション
コミュニケーションを目的としたカウンターテーブル
お客に満足してもらうためには、お客さんとの密なコミュニケーションが不可欠だとオーナーは考えます。
店内の空間は、少々背筋が伸びるような洗練されたミニマムなデザインで、お客のことを考え抜かれたスマートな設計となっています。
通常のショップでは、棚に置かれた豆を自分で選びレジへ持っていけば購入できますが、MAMEYAの店内には、小分けした販売用の豆はなく、カウンター以外何もありません。
お客とのコミュニケーションを取りやすくするための設計がなされた広いカウンターを通じ、さまざまなヒアリングをした上で最高の豆を提供してくれます。
お客がカウンターの前に立てば、「いつもどんな道具をお使いですか?」と会話は始まります。
本格的にドリッパーで淹れている人、手軽なコーヒーメーカーを使う人など、お家での淹れ方は人それぞれ。
コーヒー豆を液体に変えるプロという目線から、それぞれのお客に応じた豆の選び方と、コーヒーの淹れ方をアドバイスしてくれます。
視覚的に豆を理解できるショーケースとメニュー表
カウンターの天板にあるガラス製ショーケースには、その日に扱う豆を陳列。
ショーケースの並びとメニューの並びは同じ配置となっており、メニューにはロースターや豆の産地、値段などがわかりやすく記載されています。
豆の情報や淹れ方のレシピを記録するコーヒーカルテ
MAMEYAにはコーヒーカルテがあります。
購入したコーヒー豆の袋の中には、小さなカードが入っており、その豆のプロフィールやロースターのストーリーなどが説明されています。
バリスタはそのカードに、お客の所有する器具をヒアリングしながら最適な淹れ方を伝えるレシピを書き添えて渡し、客も購入した豆の記録をそのカルテに残しておくことができるため、自分好みの味を探ったり、同じ味を再現したりする指標として使うことができます。
壁一面を覆うパッケージのグラデーション
カウンターに立つバリスタ背面の壁は、一面が棚となっており、焙煎の具合を視覚的に表現する豆のパッケージがグラデーション状に並べられています。
また、棚の下には、コーヒー豆が1杯分ずつ試験管に入れられ陳列されています。
細部まで気が配られており、高い美意識が感じられます。
味のマトリックスを使用したシンボリックデザイン
豆袋や入り口の飾りに見受けられる小さく並んだ36個の四角形はKOFFEE MAMEYAのシンボルです。
この36個の四角(マス)は、豆の挽き具合と味わいの濃淡を表すマトリックスになっています。
例えば、豆袋には36マスのうち1マスにチェックが付けられており、マスの位置によって煎り具合やフレーバーが視覚的にわかりやすいようデザインされています。
横軸が焙煎時間の長短、縦軸がコクの強弱で構成されており、それぞれわずかな違いが、ローストの過程を経て大きく味に影響してくるそうです。
店舗情報
【KOFFEE MAMEYA(コーヒー マメヤ)】
所在地:東京都渋谷区神宮前4-15-3
電話番号:03-5413-9422
営業時間:10:00~18:00(ワークショップは平日18:00~19:00)
定休日:なし
サイトURL:http://www.koffee-mameya.com/
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