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【スナップ有り】シンプルファッションという大人の教養について

Category 2019/08/25

 

「ファッションには2つしかない。ア・ラ・モード(流行の)かデ・モード(時代遅れの)か、だ」。この発言は、はて誰のものだったでしょうか。

たしかにトレンドは大事な要素ですが、ミドルエイジともなれば年相応のきっちり感も要求されるため、流行りのものをただ身に着けていればよいという訳にもいきません。

今回は、そんな30代以降の男性にこそ最適な「シンプルなメンズファッション」について、その構成要素「サイズ」「色柄」「生地」、そして「コーデ」を軸に、おすすめアイテムも交えて解説をします。

サイズこそ肝

シンプルなスタイルを作るならば、迷わず「ジャストサイズ」を選ぶのが吉。具体的には、シーム(縫い代)が肩にきちんと乗る位置を選択、バスト・ウエスト・太もももは適度な余裕が有りつつも、ダブつかない辺りを狙います。これだけで、きれいめなメンズファッションの完成です。

では、巷(ちまた)を賑(にぎ)わせているオーバーサイズや、キュレーションサイトが勧めるタイトシルエットは実際のところどうなのでしょうか。

オーバーサイズはトレンドでも…

昨今のアパレルの潮流は、なんと言ってもオーバーサイズ。世界的なデザイナーズブランドのショーにおいても、巷のファッショニスタらの着こなしにおいても、ビッグシルエットは今どきのコーデに欠かせません。

一方でこうしたスタイルは、「子供っぽい、あるいは不良っぽい印象」と常に背中合わせ。特に肩の落ちた上着などは、いい大人なのに「去勢を張っている」か「みだしなみに気をつけていない」と思われる危険性もあります。この要素を積極的にデザインに取り入れ、世界的な評価を受けてきたのが「ヨウジヤマモト」です。現代の若手デザイナーたちへの影響力も多大であり、今のオーバーサイズブームの影の立役者とも言われています。

とはいえ、誰もがこうしたスタイルを受け入れ、着こなせるとは限りません。世の一般的な、それもリアルな30代であれば、アーリーアダプターとしてモードの先端を走ることも、服を哲学として着ることもどこか縁遠く感じてしまうでしょう。シンプルで紳士的なメンズファッションを目指すならば、トレンドのオーバーサイズは「対局に位置するもの」と認識しておいて間違いありません。

華奢なサイジングはNG

だからといって、タイトシルエットを積極的に身にまとうのもいただけません。過去に一世を風靡したとはいえ、目下のところはコーデのコントラストとして補助的に使われるアイテム。これを前面に押し出すとなれば、正直なところ古いイメージは否めません。

事実、2000年代からタイトシルエットを牽引(けんいん)し世界的な熱狂を巻き起こした、かの「エディ・スリマン」でさえ、近年のコレクションでは見事に肩の落ちたジャケットを披露しています。ウエストにもたっぷりの空気感。パンツに至っても、太ももが肌に吸い付くようなスタイルは皆無。そう、時代は変わったのです。

そもそもメンズファッションのタイトシルエット、つまり体のラインが如実に出るサイジングに関しては、常に「女々しく見える」との批評がなされてきました。現在の趨勢も鑑みると、よりNG度が増したと言わざるを得ません。全身タイトがアウトなのはもちろん、黒スキニーにも要注意です。

柄は無地の一択

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シンプルと聞けば、「形」よりもむしろ「色柄」に注目する方も多いことでしょう。先に答えを記しておくと、ある程度の人受けを意識したい大人、つまり30代以降こそ「無地」に着目する必要があります。

世はもっぱら「SNS映え」一辺倒。アパレルにおいても、ひと目でそれと分かるデザインへと関心が集まっています。株式会社ジャストシステムによる最新の調査でも「ファッションの情報源の1位は「Instagram」で29.4%」とする結果が出ました。

ところが、リアルな大人の女性が求めているのは「シンプルなメンズファッション」です。昨年に行われた、メンズファッション紙による20〜40代の大人女子の座談会を例として挙げましょう。テーマは「女性が語る男性の休日服」。キーワードは「デニム・ニット・コート」とされ、全3回に渡りました。そこでは、先のサイズの項にも合致する、「スキニーデニムは嫌」「ダボダボのワイドデニムは嫌」といった発言や、「清涼感」や「シンプル」といったキーワードが目立ちます。実のところ、トレンドの「ブランドロゴ」などよりも、「きれいめで無理のないファッション」が必要なのだと読み取れます。

 

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少し古いですが、合わせて2016年のとあるアンケートにも目を通しておきましょう。

通販会社ベルメゾンによる「生活する女性たち」をターゲットにした調査です。

注目したいのは、「重視するイメージは『シンプル』『ナチュラル』『上品』」「9割近くが、洋服を買う際『流行より“好み”を重視』」「流行は気にせず、好きなスタイルや年齢・TPOに合った服選びを重視」といった結論。やはり、流行云々よりも「品のよさ」を是とする女性像が浮かび上がります。

 

心理学における同調効果やミラーリングから見ても、周囲が望むこうした「クリーンなシンプルさ」が人受けにつながるのは言うまでもありません。突き詰めれば、「無地」こそ大人のメンズ服の至高形態と言えるでしょう。ちなみに、どうしてもその「のっぺり感」が気になる場合は、織柄でニュアンスを与えてみましょう。

生地感で総仕上げ

生地に関しては、安っぽく見えるものはぜひとも避けたいところ。シンプルなメンズファッションならば、なおさら「良質な生地」が必要です。

ミドルエイジともなれば、“本物”のデザインに触れた経験も随分と蓄積されたことでしょう。車、腕時計、アクセサリー。そこでは、形と色だけでなく、素材もデザインの一部を形成していたはずです。スーツにしても自然なシワを生むドレープ感、光沢感、色の深さに、布地による違いを見て取れたでしょう。そう、大人に似合うのは上質な素材だけなのです。

 

よい生地ならば、30代が持つべきラグジュアリーな小物とも好相性。エルメスやヴァレクストラといった高級レザー、あるいはロレックスやタグホイヤーといった高級腕時計にも遜色なく、むしろ互いの魅力を最大限に引き立ててくれます。

参考にしたいリアルなシンプルコーデ3選

永遠の定番「Tシャツ&ジーンズ」を今風に

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まるで『欲望という名の電車』のマーロン・ブランドや、『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンが現代に蘇(よみがえ)ったかのようなこちらの男性。Tシャツにジーンズという究極のシンプルスタイルが実に決まっています。

もっとも、当時の女性たちを虜にしたマッチョでアウトローな要素は少なめ。無地のTシャツはパーフェクトなジャストサイズ。リジットデニムはクリーン。ナイキのスニーカー、そして会社勤めの30代でも取り入れられそうなツーブロック&オールバックまでもが今どき。誰でもお手本にしやすい、クラシックとモダンが融合した「現代的なシンプルコーデ」です。

伊達(だて)男の粋なシャツスタイル

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ロングシャツをおしゃれに着こなしたいという30代は、こちらにご注目。ポイントは、男の色気全開な、はだけた胸元。そして無造作にまくりあげた袖。ラフな、いかにも男らしいスタイルです。

 

でも実はこれ、適当なように見えて緻密な計算の為せる技。「開放感」はもちろん、シンプルスタイルに不足しがちな「立体感」や「リズム」作りまでをも狙っています。なお、ご自身で再現する際には、無理をせずにインナーを入れていただいて構いません。

 

パンツは、近年話題のベルトレス。今どきのリラックス感を感じるナイスセレクトです。

70’sのクラシックスーツな雰囲気も、2019−2020年のメンズファッションのキーワードに適っています。

「重ね着でもシンプル」なカラーリング術

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シンプルなメンズファッションを目指すなら、色の使い方も重要。「2〜3色以内」に抑えればクリーンな印象を保てるので、アイテム数が多くなる秋・冬のコーデには極めて有効です。他に「ワントーン」「モノトーン中心」「ダークトーン中心」いったカラーリングテクニックもあります。アイテムの特性と合わせて活用してみましょう。

参考コーデは、ネイビーのレザーブルゾンに合わせて同系色のパンツをチョイス。そこに使われている暗めの赤紫をインナーとシューズでセレクト。完璧に色数をコントロールしています。

 

30代以降には必須の「きれいめ」は、コンサバ感溢(あふ)れるニット&ホワイトシャツで表現。すぐにでも取り入れたい、おすすめの小技です。

シンプルコーデに使いやすい、おすすめのブランドアイテム

CONVERSE 〜定番モデルの別注は大人の強い味方〜

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スニーカーヘッズも認める「コンバースのオールスター(チャックテイラー)」。シンプルなメンズファッションのアイコンとして、長く広く愛されてきたアイテムです。もっとも、30代過ぎの男性が若者と同じものを履いていいのかという疑問を抱かれる方もいらっしゃることでしょう。そこで出番となるのがこうした「別注モデル」です。

 

手掛けたのは、カリフォルニアの有名セレクトショップ「ロンハーマン」。100周年記念の「ALL STAR 100 HI」をベースに、ウォッシュ加工やスリッポン可能な2WAY機能を追加しています。スタイリングの幅が広がるこのさじ加減は秀逸。違いのわかる大人なら、ぜひ積極的に選びたいところです。

arkhē 〜使い倒せるハイクオリティTシャツ〜

メンズ ファッション Tシャツ ローファー

 

最後は弊社の商品のご紹介です。

“高品質&低価格”で新たな道を切り開く「arkhē」がおすすめするのは、職人が手掛けるメイド・イン・ジャパンのTシャツ。素材には、しなやかさとなめらかな手触り、そして光沢感から「まるでシルクのよう」と評される超長綿を贅沢に使用。それを低密度に編み込むことで、通気性を損なわずタフな生地に仕上げました。

特徴的なハリ、コシ、ツヤは上質なウールとも相性抜群。スーツのインナーとしてなど、オンシーンにもご活用いただけます。また、ダイレクトセールスによる「市場価格の約半分でのご提供」にもぜひご注目ください。

ご購入は以下のページからどうぞ。

https://arkhe.tokyo/products/

 

 

 

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