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大人っぽいカーキパンツのメンズコーディネート19選とおすすめブランド
カーキパンツの「カーキ」とは?
カーキ(khaki)とは、ペルシャ語やヒンズー語で「埃、土埃(つちぼこり)」を意味し、1948年にインドに駐留していたイギリス軍の部隊が軍服に採用したのがはじまり。インドの大地に溶け込むような埃っぽい、くすんだ砂漠の大地のような色を指しますが、人によって「カーキの色」を思い浮かべた際に少々色の認識の違いがあるようです。実際にカーキパンツを各ブランドごとに並べて見た場合にも、暗いグリーンや赤みがかった暗い黄色など、同じカーキという表記でも色味の範囲は広いです。
19世紀の軍服がモチーフとされ、ミリタリーな印象が強かったカーキですが、昨今ではカジュアルや綺麗めなカーキパンツなど多様化しています。
カーキパンツが似合わなくなった問題
例えば、カーキパンツをカジュアルに着こなすには、Tシャツやスニーカーと合わせるとよいでしょう。一方で、カーキパンツを綺麗めに着こなすには、革靴やジャケットと合わせるのもよいでしょう。
一方、年齢が30台に差し掛かるとカジュアルすぎるカーキパンツが似合わない、子供っぽいと感じるようになり、しっくり来ずに昔よりも「似合わなくなった」と感じることも。
この記事では、幅広いカーキパンツのコーディネート写真と着こなしのポイント、筆者が選んだ大人メンズにオススメしたいカーキパンツの3ブランドまでご紹介。どうぞご参考ください!
1. アウトドアミックススタイル
カーキパンツは、男らしい無骨さを演出できるのがメリット。
ハリ感のあるミリタリーパンツをチョイスすると、いまっぽいアウトドアミックススタイルが完成します。
ラフに仕上げたいときには、カーディガンで抜け感を出すのがおすすめ。
マスタードとカーキの色味が秋っぽく、季節感をアピールできるコーディネートです。
2. デニムジャケット×カーキパンツ
デニムジャケットとカーキパンツの組み合わせは、休日のカジュアルファッションに最適。デニム素材がもつこなれた雰囲気と、カーキパンツのワイルドさがマッチして、アクティブなムードが演出できます。
足元にもスニーカーを持ってくることで、より軽快なスタイリングに。やや短め丈のGジャンをチョイスすると、バランスよく着こなせます。
3. 夏のカジュアルファッション
カーキパンツは、オールシーズンで活躍する優秀アイテム。
夏場にはプレーンな白Tシャツを合わせると、クリーンな表情に仕上がります。Tシャツとシューズの色味をさせることで、より清潔感がアップ。
シンプルなコーディネートには、時計や帽子、サコッシュなどの小物でアクセントをつけるのが、大人かっこいい着こなしのコツです。
4. 夏場に何着でも欲しくなるミリタリーショーツ
とにかく暑い夏場に一枚持っておくと必ずや活躍するであろうカーゴショーツ。
真夏以外でも、シャツやカーディガンのような羽織りを追加すれば、コーディネート次第で涼しくなってくる秋口までは着回しを楽しむことができます。ミリタリーベースのカーゴショーツは無地の白Tシャツなどシンプルなアイテムとも相性が良く、寂しい印象になりません。
ライトブラウンのキャップやブルーシャツでカジュアルでありながら、ブラックの革靴で引き締めたバランスの良いコーディネートです。
5. きれいめカジュアルスタイル
カーキのベイカーパンツを取り入れた、古着テイストのコーディネート。
野暮ったくなりがちなベイカーパンツは、アンクル丈のものを選ぶとスタイリッシュに決まります。
トップスにもゆとりのあるサイズのものを持ってきて、トレンド感のあるシルエットに。
腕や足首の露出バランスが絶妙な、きれいめカジュアルスタイルです。
6. タートルネックのカットソー×カーキパンツ
タートルネックのカットソー×カーキパンツの組み合わせは、秋口や春先にピッタリ。
トップス、ボトムスともにタイトなシルエットで統一することで、シャープな印象に仕上げています。
カーゴパンツがもつ男性的な魅力と、タートルネックがもつドレッシーな雰囲気が共存した、大人カジュアルコーディネートです。
スニーカーやバックパックで軽快さをプラスした点も高評価◎
7. オフィスカジュアルにも
スリムなカーキパンツは、オフィスカジュアルにも応用可能。
黒やグレー系のジャケットと相性がよく、ほどよいラフさが演出できます。
足首や手首の肌を露出すると、大人の余裕が感じられるスタイリングに。足元にはプレーントゥシューズを配置して、コーディネート全体を引き締めています。
8. ワーク感の強いコーディネート
ファッションセンスに自信がない人は、セットアップを取り入れると◎
ワークジャケットとカーキパンツを合わせて着ると、ストリート感やワーク感の強いコーディネートが完成。
ジャケット、パンツともにプレーンなシルエットなので、きれいめからカジュアルまで、どんなファッションにも馴染みます。
キャップやスリッポンと合わせると、よりラフな雰囲気に。
9. 夏らしいコーディネート
オーバーサイズのTシャツ×ワイドカーキパンツで夏らしく仕上げたコーディネート。
5分袖のTシャツは、半袖以上長袖未満の適度な抜け感が演出できます。
休日のおでかけはもちろん、ワンマイルウェアにも最適。
シューズには革靴をチョイスしたことで、カジュアルな印象によりすぎるのを回避しています。
10. 上品なカジュアルスタイル
カーキパンツを上品に履きたいときには、素材にも注目しましょう。
光沢やハリ感のあるミリタリーパンツなら、無骨な印象を抑えながら履くことができます。
また、コーディネート全体の色数を控えめにするのも、マイルドな雰囲気にまとめるコツ。シンプルな着こなしに革靴やアクセサリーで個性をプラスした、おしゃれ上級者のスタイリングです。
11. ドレス感のあるコーディネート
白シャツとカーキパンツを組み合わせると、ドレス感のあるコーディネートに。
ミニマルなデザインのバンドカラーシャツは、タックインせずにラフに着るのがこなれ感を出すポイント。
ベイカーパンツの裾をロールアップして足元に動きを出すことで、よりアクティブな着こなしに仕上がります。
首元のバンダナが好アクセント。
12. カーキパンツ×ストライプシャツ
カーキパンツは、柄物のシャツとも相性バツグンです。
特に細めのストライプ柄は、地味すぎず派手すぎずのほどよい存在感で、取り入れやすいアイテム。
ヴィンテージ風のワイドカーゴパンツと合わせると、ワーク感ときちんと感を兼ね備えたバランスの良いスタイリングに。
秋や春に大活躍のコーディネートです。
13. ストリート系の着こなし
デニムジャケットとワークパンツで作るストリート系の着こなし。
ネイビーのデニムジャケットと白Tシャツのカラーコントラストに、カーキパンツがよく馴染みます。
キャップやサングラス、ローテクスニーカーでストリートの要素をミックスさせて、若々しい印相に。
全体をすっきりとしたシルエットでまとめるのが、スタイリッシュな着こなしのポイントです。
14. カーキパンツ×MA-1
無骨さが特徴のカーキパンツには、同じく無骨な雰囲気のMA-1がマッチします。
インナーに白シャツを持ってくることで、ミリタリー感を抑えつつ、清潔感をアピール。
アンクル丈のパンツで足元に動きをだして、軽快なムードを演出しています。アウターとスニーカーの色味をリンクさせると、一体感のあるコーディネートに。
15. カーキパンツ×ライトアウター
カーキパンツは、カジュアルなジャケットと合わせてもOK。
シャツのような感覚で着られるライトアウターを選ぶと、春先や秋口に重宝します。
ハットやダッドスニーカーを合わせて、ストリート感のあるスタイリングに。
細身のパンツが1枚あると、コーディネートの幅が広がります。
16. 冬らしいコーディネート
チェスターコートとカーキパンツで作る真冬のコーディネート。
ビジネスっぽい印象が強いチェスターコートも、ショート丈のアイテムを選ぶとラフなムードで着られます。もちろんカーキパンツとの相性もバッチリ。
パンツの裾を大きめにロールアップして、シューズとソックスのレイヤードを楽しむことで、遊び心のある着こなしに。
17. Iシルエットの着こなし
こなれ感のあるカーキパンツは、ワークウェアブランドのアイテムと好相性。
ウールジャケットと組み合わせると、近年トレンドのアウトドア系ファッションに仕上がります。
すっきりとしたシルエットで着こなしたいときには、ジャケットのボタンを留めるのがおすすめ。すとんと落ちるようなIシルエットで、シャープな印象に。
18. 立体感のあるコーディネート
ジャストサイズのTシャツにテーパードシルエットのカーキパンツを合わせた、ミニマルなコーディネート。
トレンドを問わずに着用できるため、汎用性の高いスタイリングです。
ハズシとして投入した赤のスニーカーで、おしゃれ度をアップ。
ウエストにシャツを巻いたことで、立体感のある着こなしに仕上げています。
19. カーキ×グレー
カーキ×グレーの色合いは、失敗しらずの組み合わせ。
コーディネート全体がシンプルにまとまるので、きれいめ派もカジュアル派も要チェックです。
カーキパンツをグレーのアイテムで挟み込むと、より一体感のある着こなしに。
ボリュームのあるスニーカーを持ってくる場合には、パンツの裾をロールアップしてバランスを調整しましょう。
カーキパンツのおすすめブランド
おすすめブランド1. CIOTA(シオタ)
スビンコットン ムラ糸バックサテン ベイカーパンツ ¥37,400(税込)
カーキパンツの「カーキ色」は軍服にも採用され、どこか土くさく、どうしてもコーディネートにカジュアルな印象をプラスしてしまうアイテムです。手持ちの洋服の雰囲気や好みのスタイリングにどうしてもハマらないという方にオススメしたいのがこちら。
デザインは1970年前半のアメリカ軍のユーティリティーパンツをオマージュ。CIOTAが掲げる理念「カジュアルアップ(着心地が良く、上質なカジュアル)」の発端となったアイテムで、自社で新たに開発したバックサテン生地で肌触りが良く、シルエットの美しい、どこか上品に見せてくれる1本です。
おすすめブランド2. AUBERGE(オーベルジュ)
DES PRES レーヨンリネン ヘリンボーン パンツ ¥41,800(税込)
ファッションデザイナー小林学氏が立ち上げたAUBERGE(オーベルジュ)は、フレンチテイストやヴィンテージアイテムが好きな方にはたまらない洋服づくりを提供する新鋭ブランドです。生地感を楽しみたい、大人っぽい雰囲気を纏いたい方にオススメのパンツ。
シルエットは全体的にボリュームがありますが、裾へのテーパードが効いておりリラックス感があります。レーヨンとリネンの生地が風合い豊かで、ラクに履けて品性漂う大人のためのカーキパンツ。
おすすめブランド3. stein(シュタイン)
BELTED WIDE STRAIGHT TROUSERS ¥46,200(税込)
デザイナー・浅川喜一朗氏による日本のファッションブランドstein(シュタイン)。
ワイドシルエットのストレートトラウザーズで、バランスを見てベルトを垂らしてアクセントを付けても◎。オフスケール加工、特殊樹脂加工でハリのある生地感です。深めに入った2タックで品がありながら、リラックスというよりもルーズさが魅力的な1本。
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