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パーカーの顔はフードにあり。フードの立ったパーカーのオススメコーデとブランドをご紹介
での主役。アイドルユニットのセンター。コース料理のメインディッシュ。夏祭りでの打ち上げ花火…。
あらゆる物事には、視線を集める中心となる「顔」が存在します。
洋服での「顔」が何かと問われれば、色味やシルエット、素材感など、人によって、アイテムによってその意見は様々に分かれることと思います。
しかし、こと「パーカー」に関して言えば話は別。
パーカーの顔は「フード」で間違いありません。
どんなにシルエットや素材にこだわったパーカーであっても、フードがだらしなければ台無しに。反対に、フードが立体的で整ってさえいれば、実際の価格に関わらず上質なものに見えます。
それほどに、パーカーにとってフードというのは欠かすことのできない重要ポイントなのです。
フードに立体感のある、顔立ちの整ったパーカーをコーディネートに取り入れられれば、メリハリのある着こなしをすることができるようになります。
そこで今回は、立体的なフードを持ったパーカーをテーマに、おすすめのコーディネートやブランドについてご紹介していきたいと思います。
パーカーとは?
そもそもパーカーとは、ロシア地方の言葉で「動物の皮」を意味する”Parka”が由来だとされていて、元々はアザラシなどの毛皮を用いたフード付きの防寒着を指す言葉でした。
日本に伝来した洋服の中で、この”Parka”が初めてフードという仕様を備えたものでした。そのため、それ以降日本では、フードの付いた洋服全般を「パーカー」と呼称するようになったと言われています。一種の和製英語ですね。
とはいえ、フードが付いた洋服には様々な種類があり、全てをパーカーと呼ぶには無理が出てきたのでしょう。
その結果、マウンテンパーカー、アノラックパーカー、ダウンパーカーなどと、その用途や形状によって〇〇パーカーと呼び分けるようになり、現在では単純なパーカーという呼称は、フードの付いたスウェットシャツを指して使われることがほとんどとなりました。
ちなみに、アメリカなどの海外では、フードの付いたスウェットシャツのことを”Hoodie”(フーディ)と呼んでおり、日本のファッションシーンでもそのように言い表すことが増えてきました。
そのため、パーカーとフーディは、基本的には同じものを指すと思って頂いて問題ありません。
パーカーを使ったコーディネート
良くも悪くも、老若男女に浸透したアイテムであるパーカーは、何も気にせず着てしまうと、カジュアル過ぎて子どもっぽい印象になってしまいがちです。
そこで拘りたいのが、冒頭でもお話したパーカーの「顔」であるフードです。
前述した歴史的背景からも、パーカーにとってフードは切っても切れない関係にあります。
フード部分が立体的なパーカーをコーディネートに取り入れることで、子供っぽくなりすぎない、大人カジュアルな着こなしが完成します。
そんな立体的なフードのパーカーを選ぶにあたって重要となるのが「素材」です。
ある程度の厚みがあり、しっかりコシのある素材でないと、フードにハリは生まれません。
では、そんな立体的なフードのパーカーの着こなしについて、実際のコーディネート画像を参照しながら確認していきましょう。
シンプルな組み合わせも大人なバランスに
デニムのファティーグパンツを合わせたカジュアルなスタイリングも、フードの立った上質なパーカーを取り入れることで、子供っぽくない大人のバランスに仕上がります。
1枚で合わせるなら、普段のサイズから1~2サイズ上げてオーバーに仕上げるのが今の気分。
足元を革靴で決めても自然と馴染んでくれるのも、上質なパーカーならではの懐深さです。
ビビットな色味で遊び心を演出
コーチジャケットにチノという、ありきたりになりがちな組み合わせも、ビビットな配色のパーカーを挟み込むことで、周りとの差別化が演出できちゃいます。
鮮やかなグリーンのパーカーも、立体的なフードのおかげで安っぽくならず、大人の遊び心として映る。そんなところも上質なパーカーならではの特権です。
ロングコートと合わせてカジュアルダウン
ロングコートのインナーにパーカーをチョイスすることで、程よくカジュアルダウンが図られています。
アウター、トップス、ボトムスをベージュの同系色にまとめることで、シンプルながらも統一感のある印象に仕上げた、技ありのコーデです。
オススメのパーカー
ここからは、フードに立体感のあるパーカーを展開している、4つのオススメブランドをご紹介していきます。
パーカー選びに迷った場合には、これらの中から選んで頂ければ間違いありません。
AURALEE
「朝の光が似合うような洋服」というコンセプトのもと、デザイナーの岩井良太が2015年に立ち上げたユニセックスブランド。
世界中から厳選した原料を用いたオリジナル素材によって紡ぎ出される洋服は、違いのわかる大人のファッショニスタから絶大な支持を集めています。
こちらは、同ブランドを代表する定番パーカー。
何度も試作を重ね、堅くハリのある素材を用いたフードの立体感は、巷の量産品とは一線を画す出来です。
オーバーサイズで着ても様になるシルエットは、是非1枚で主役として楽しみたいところ。
AURALEE入門としてもオススメの逸品です。
URBAN RESEARCH
大阪を拠点とする、1974年設立の老舗セレクトショップ。
大手セレクトショップが群雄割拠する中、大人の男性にしっくり馴染む、カジュアルの中に上質さを秘めたアイテムセレクトに定評があります。
スウェットよりは軽く、カットソーよりはふっくらと厚みのある、両者の良いところを取り合わせたポンチ素材を採用したプルオーバーパーカー。
シンプルなルックスながら、トレンドのオーバーシルエットに仕立てることで、今らしい空気感が醸し出されます。
カラバリ豊富なので、定番のグレーも良いですが、珍しい色に挑戦するのもアリですね。
PUBLIC TOKYO
STUDIOUS(ステュディオス)などを展開するTOKYO BASE(トウキョウベース)から新たに生まれた、ハイエンドカジュアルブランド。
「ジャンルやルールに捉われない」というブランドコンセプトのもと、様々なスタイリングにしっくり馴染む普遍的なアイテムを、徹底的な日本製に拘って制作しています。
そんな同ブランドを代表する「極 フードプルオーバー」は、身幅や袖にゆとりを持たせた丸みのあるシルエットながら、インナーとしても合わせられる絶妙なサイズ感が魅力。
肉厚な素材のおかげでしっかりとフードが経ち、1枚で着てもサマになります。
あらゆるファッションスタイルにハマる、汎用性の高いアイテムです。
coen
大手セレクトショップUNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)が展開するファッションブランド。
「西海岸」や「アメカジ」をキーワードに、ファッション感度の高い男女に向けたカジュアルウェアを展開しています。
気軽におしゃれを楽しもうというコンセプトな為、価格設定がリーズナブルなのも魅力的。
首元のガゼットがデザインアクセントになっている、シンプルパーカー。
オーバーサイズなシルエットながら、ルーズになり過ぎない絶妙なサイズ感。
サイドにスリットを配しているので、Tシャツなどのインナーとレイヤードを楽しむこともできます。
オリジナルのスウェット素材を使用しており、家庭で洗濯しても縮みが出づらいのが嬉しいところ。
まとめ
今や、老若男女に定着したファッションアイテムであるパーカー。
普遍的なアイテムであるが故に、差別化が難しいのもまた事実。
大人メンズなら、フードに立体感のあるアイテムをチョイスし、カジュアルになり過ぎない着こなしをしたいところ。
今回ご紹介したアイテムを参考に、是非皆さんにしっくり来る、顔立ちの整った唯一無二なパーカーを手に入れてくださいね。
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