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大人のジーンズ着こなし術。スタイリングの秘訣とメンズコーデ集
メンズの定番ファッションといえば、デニムがひとつ挙げられます。ファストファッションからハイブランドまで、数多くのブランドがデニムパンツをリリースしています。
デニムにどんなアイテムが合うのかと考えた時に思い浮かぶのは、Tシャツ・パーカー・スウェット・シャツ…というように様々なトップスとの相性が良く、万能なパンツだと言えます。
しかし、デニムというと基本的にカジュアル(悪く言うと子供っぽい)なコーディネートになりがちで、キレイめにしたい、あるいは上品な雰囲気にしたい場合には少し工夫が必要です。
この記事では、大人のベーシックファッションを提案するアルケーならではの大人っぽくデニムを着こなすポイントや、「歳を重ねた大人にこそ参考にしてほしい、ベーシックでシンプルなデニムコーデ」を写真つきでお届けしたいと思います。
デニムで大人の着こなしを演出する4つのポイント
POINT1. ジーンズの色選びは悩まず好きなモノを選んでOK
まずはジーンズの色選びから。前提として、濃いインディゴブルーはトーンが落ち着いているほうがスタイリッシュ、ドレスな雰囲気にグッと近づきます。今はグレーやブラウン、グリーンなど様々なカラーのジーンズを各ブランドで手にすることができますが、追ってご紹介するポイントを抑えれば色の濃淡や種類はお好みで全く問題なくスタイリング可能になるでしょう。特にグレーとブラウンデニムは色自体がベーシックカラーに当たるため、様々な色物アイテムと相性が良く万能ですので、新しくジーンズを買う際には是非チャレンジしてみてほしいと思うデニムカラーです。
大人がジーンズを選ぶ際に注目したいのは、色よりも”シルエット”や”加工”です。この後のポイント内でそれをご説明していきます。
POINT2. シルエットは細すぎず太すぎずを意識
まずはデニムの代表的なシルエットを振り返りましょう。
- ストレート…腰から裾まで真っ直ぐ落ちるシルエット。最もベーシックな形で流行に左右されない
- テーパード…腰回りは余裕があり、裾へと向かって細くなるシルエット。体型カバーをしながらスタイルアップ可能
- ワイド…もも周りから裾にかけて太くゆったりしたシルエット。痩せ型を気にする方にもおすすめ
- スキニー…脚のラインにぴったりと沿うほど細いシルエット。近年はあまり注目されていない印象ながら美脚を強調することが可能
- フレア…膝から裾にかけて緩やかに広がるシルエット。自然なスタイルアップが可能
ジーンズに限らず、カーゴパンツやスラックスなどパンツシルエットのトレンドは「スリム」に対し、圧倒的にワイドシルエットが主流になりました。
広く浸透しているスキニーですが、若い子が着用することが多く「子供っぽい印象」を与えてしまう可能性が高いと思います。
これは私個人の考えですが「身体のラインを見せる」「身体を露出する」ファッションは基本的に若さを誇示する目的が無意識化に存在するため、若い子が好むのだと考えています。
歳を重ねて大人になれば、身体性を過度に強調する必要もありません。タイトなスキニーは避けておくのが無難でしょう。
芸人のさまぁ~ずが着用するような所謂アメカジも賛否が分かれます。
好きな方も多いと思うので否定はできませんが、「野暮ったい」「だらしない」ような印象を与えてしまう可能性があることも否めません。
特に昨今はドレス寄りの「きれいめなデニム」も徐々に人気を博しています。
写真のようにセンタークリース(センタープレス)が入っていたり、裾に向かって若干フレアに広がるシルエットになっていたりする大人っぽい上品なデザインが魅力です。
スキニーもダボダボも避けるということで、基本的に大人のベーシックファッションというのは「上手にバランスを取る」ということに他なりません。細すぎず、太すぎず、脚を綺麗に見せてくれる、シンプルなデニムを選ぶことを意識しましょう。
POINT3. どこかにキレイ目なアイテムをプラスする
基本的にジーンズは「カジュアル」な要素を持つアイテム。
ついついTシャツやパーカーを合わせてしまいがちですが、上品なデニムコーデを楽しむなら、トップスや靴にきれい目なアイテムを取り入れてみてください。
参考コーデ1: スポーツMIXスタイルに大人っぽさをプラスするなら革靴をオン
深い色のジーンズとトーンを合わせた黒のレザーシューズにミントグリーンのシャツで一気に爽やかな印象で旬のスポーツMIXを取り入れたコーディネート。シューズとシャツに対して小物はキャップとデジタル時計でカジュアルな要素をプラスすることで、とてもバランスの良いMIX感が出ています。レザーシューズは、主張しすぎないボリュームを抑えたものを選ぶのが野暮ったくならないポイントです。
参考コーデ2: ジャケパンスタイルをデニムでカジュアルダウン
ストレートデニムを使ったジャケパンスタイル。
ジャケットと革靴でかっちりキメたコーディネートを、デニムでカジュアルダウン。フォーマルに寄りすぎない親しみやすい印象に仕上げています。
シャンブレーシャツとデニムパンツのブルーがさわやかな着こなし。
POINT4. デニム加工はほどほどに
ジーンズの魅力と言えば、洗いをかけたり敢えてキズをつけたりして表情や風合いを楽しめるエイジング加工です。ジーンズの持ち主が履き込む経年変化ではなく、製造する際にすでに履き込まれたかのような加工を施している「加工デニム」を選ぶ際には、やりすぎ感のあるものは避けるのが基本です。
コーディネートの難易度が上がるだけでなく、周りからは”がんばりすぎ”な印象にうつることも。シワ加工も同様、過度なものは避けて自然なエイジングに見えるくらいが丁度良いでしょう。
arkhē(アルケー)ではまさに大人っぽくベーシックなデニムを自社開発し国内生産でつくっています。ストレートシルエットにセンタープレスが入った大人っぽい表情の一本です。油分を多めに含んだ光沢のある生地感も特徴です。
大人っぽいデニムをお求めの方はぜひとも検討ください。
デニムを使った大人のコーディネート23選
品良く見せるグレーのデニムセットアップ
インディゴのデニムはカジュアルな印象になりやすいですが、上品な雰囲気が好みならグレーがおすすめです。シンプルなスタイリングの中にはジーンズにセンタークリースが入っていたりスリムな黒のレザーシューズで、大人っぽく見せるコツが散りばめられています。
ベーシックなスタイリングを今っぽくする「たすき掛け」
アイテムのカラーやサイズ感だからこそ映えるのが「たすき掛け」。単体ではインパクトが少ない淡いサーモンピンクのカーディガンがアクセントになっています。ジーンズの裾を少しだけロールアップさせて、ブラックレザーのスリッポンに白のソックスを合わせることで夏でもクリーンなムードに。
無骨さと大人の色気が漂うMA-1×Levi’s 501
MA-1にリーバイスの501のような冬の王道コーデを組む際には着丈や身幅など「その年にアップデートされた」シルエットを取り入れると古い印象にならず、今年っぽいスタイリングに。インディゴのジーンズにする場合は、トップスやシューズなどを黒や深いネイビーのような暗めのカラーを選んでメリハリを付けるとぼやけた印象になりません。
トレンドのタックインスタイル
ベーシックなアイテムでまとめたシンプルな着こなし。
Tシャツをデニムにインし、コーディネートにメリハリをきかせています。上品な雰囲気が漂うタックインスタイルは、今季取り入れたいトレンドの1つ。
脚長効果が期待できるのも魅力です。
サンダルを取り入れた夏の装い
涼し気な素材の半袖シャツにデニムパンツを合わせた夏の装い。
力の抜けたラフなスタイリングが、大人のかっこよさを演出しています。ゆとりのあるサイズ感のアイテム選びで、こなれた印象の仕上がりに。
コーディネートを引き締めるレザーサンダルが好アクセント。
ナチュラルに着こなす
カフタンシャツにデニムを合わせたリラクシーな着こなし。
落ち感のあるシルエットで抜け感を出すのが、いまっぽく着こなすポイントです。ライトブルーのパンツは軽やかさを演出したい春夏に最適。
足元にはグルカサンダルを取り入れることで、上品なムードをプラスしています。
濃淡をつけたデニムオンデニムコーデ
ワークジャケット×ジーンズで作るデニムオンデニムのコーディネート。
上下でカラーの濃淡をつけることで、メリハリのある着こなしに。足元にはキレイめアイテムのドレスシューズを投入し、ラフな雰囲気を引き締めています。
ボーダーのTシャツが好アクセント。
ダークトーンのカジュアルコーデ
落ち感のあるシルエットが余裕を感じさせるリラックススタイル。
パーカーとスウェットのレイヤードで、着こなしに立体感をプラス。さりげなく合わせたローテクスニーカーが、ダークトーンのコーデを軽い印象に仕上げています。
胸元のワンポイントで遊び心を演出するのがポイント。
デニム×ストリートカジュアル
ロンT×デニムのシンプルなカジュアルスタイル。
ライトブルーと白のコントラストを効かせた、さわやかな着こなしです。ワイドなシルエットのパンツとスニーカーを合わせることで、ストリートな雰囲気に。
ベーシックなアイテムの合わせは、ストリートファッション初心者にもおすすめ。
個性派デニムの休日コーデ
スウェットとデニムの合わせがバランスの良いコーディネート。
トラックパンツのようなサイドラインが入ったデザインは、脚を長く見せる効果も。パンツ以外をシンプルなアイテムで統一することで、個性派デニムの存在感が増しています。
黒のニット帽が好アクセント。
Tシャツ×デニムの王道スタイル
Tシャツ×デニムの王道スタイル。
シンプルなサンダルを合わせることで、リラクシーなムードに仕上げています。さりげなく主張する時計やアンクレットなどのアクセサリーが、大人のかっこよさを演出。
ライトブルーのデニムで春夏らしい軽やかな印象に。
古着テイストの個性派コーデ
柄物のシャツにデニムパンツを合わせたコーディネート。
ワークテイストの男らしいパンツも、シャツとジャケットの明るい色合いで春の装いに。足元をさりげなくロールアップすることで、靴の存在感が強調されています。
取り入れやすいアースカラーは、カラーアイテム初心者にもおすすめ。
デニム×モノトーン
ブラックデニムと白シャツで作るモノトーンコーデ。
上質なアイテム選びが、シンプルな着こなしを格上げしています。デニムの裾を切りっぱなしにすることで、ラフなニュアンスをプラスし、トレンド感のあるスタイリングに。
履き古したスニーカーのヴィンテージな雰囲気も魅力的。
Tシャツ×デニムのシンプルコーデ
ビッグシルエットのTシャツにデニムを合わせたシンプルコーデ。
全体のトーンを合わせることで、スタイリングに一体感が生まれます。清涼感のあるさわやかなデニムブルーが印象的。
アンクル丈のパンツ×サンダルで仕上げる足元は、夏の王道スタイルです。
ラフな休日スタイル
ノーカラージャケット×ジーンズで作るクリーンな雰囲気の着こなし。
ライトブルーのデニムが、落ち着きのあるコーディネートに馴染んでいます。足元には黒のデッキシューズを取り入れて、スマートな大人のムードを演出。
休日におすすめのラフなスタイリングです。
デニム×ブーツで都会的な着こなしに
デニムをハットやブーツで格上げした都会的なコーディネート。
落ち着いたブルーのパンツを採用し、全身のトーンを統一。裾をロールアップすることで、バランスのとれた着こなしに仕上げています。
カーディガンのボタンを空けてさらっと羽織るのが、こなれ感を演出するポイント
差し色でアクセントをつけたデニムコーデ
チェックシャツ×Tシャツのレイヤードで奥行きを出したデニムコーデ。
ルーズなシルエットのパンツも、明るいトーンのアイテムと合わせることで軽やかな印象に。白のスニーカーやバケットハットが、引き締め役として活躍しています。
差し色として投入したピンクのTシャツが好アクセント。
知的に仕上げたジャケパンスタイル
ビジネスシーンにも応用可能なジャケット×デニムのコーディネート。
知的な雰囲気が漂う大人の着こなしに仕上げています。クラシックなジャケパンスタイルには、ヤコブコーエンのパンツがおすすめ。
タートルネックやレザーシューズなどのキレイめアイテムとも好相性。
上品カジュアルコーデ
Iラインにまとめた上品カジュアルコーデ
Tシャツとカーディガンをレイヤードして、あか抜けた印象にスタイリングしています。首にはグリーンのバンダナを巻いて季節感をプラス。
ジャストなサイズ選びが洗練された着こなしのポイントです。
加工したデニムで大人のニュアンスに
ブリーチ加工したデニムが主役の、エッジが効いたスタイル。
さりげなくレイヤードした赤いTシャツが、コーディネートにメリハリをつけています。力の抜けた着こなしで大人のニュアンスに。
アンクル丈のパンツとサンダルのバランスが絶妙です。
クリーンな印象のアメカジスタイル
シャツ×ジャケット×デニムで作る定番のアメカジスタイル。
細身のパンツとドレスシューズを合わせることで、クリーンな印象に仕上げています。体型に合ったジャストサイズのアイテム選びが、上品な着こなしのポイント。
素足履きしたローファーで抜け感をプラス。
王道のデニムオンデニムコーデ
リーバイスの定番501を使ったデニム・オン・デニムの着こなし。
流行に左右されない安定感のあるスタイリングです。コーディネートを引き締める白いTシャツが好アクセント。
コンパクトなGジャンをチョイスすることで、スタイルアップ効果も期待できます。
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、デニムはカジュアルなアイテムが大多数を占めます。「大人っぽいシンプルなデニム」はトレンドとしては誕生していますが、ブランドの数はまだまだ少ないのが現状です。
そうした現状もあって、arkhē(アルケー)では大人っぽくベーシックなストレートデニムを開発しました。「光沢のある生地」「ベーシックなストレートシルエット」「脚を綺麗に見せるセンタープレス」と大人のデニムに必要な要素を取り揃えています。自画自賛するのは憚られますが、スタッフ一同、プライベートでも着用するほどの自信作です。是非一度ご検討ください。
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