生地の凹凸が特徴的で、どこか懐かしく温かみがあり、秋冬になると履きたくなる「コーデュロイ」の生地を使用したコーデュロイパンツ。コーデュロイの歴史からコーデュロイパンツのベストシーズン、選び方、コーデュロイパンツを使ったオススメのコーディネートをご紹介します。

コーデュロイとは？

コーデュロイはパイル織物の一種で、意外にもタオルと同じ分類。この凹凸は畝（うね）と呼ばれ、同じコーデュロイの中でも畝の幅が太いほどカジュアル、細いほど上品な印象を与えることができます。この畝にはやわらかな毛羽があり、ふっくらとした風合いな魅力。仕上げ工程では畝をローラーで焼き付けているため、ほどよい光沢が生まれます。
コットンが基本原料ですが、ウールやポリエステルなどを組み合わせた混紡生地も多く見られるようになりました。

コーデュロイの語源

諸説ありますが、もともとはフランス絶対王政全盛期の国王ルイ14世に仕える宮廷の専属庭師の制服に採用されていたという由緒正しいルーツを持ちます。この時に「王の畝（コール・デュ・ロワ/corde du roi）」と呼ばれ、それがコーデュロイの語源になったのだとか。
日本国内では明治中期頃から下駄の鼻緒にコール天（コーデュロイ）が採用されたのがはじまりで、現在では国内生産の9割以上を静岡県磐田市の工場が占めています。

コーデュロイパンツのベストシーズンは？

畝の凹凸が空気を蓄えることから保温性に優れたコーデュロイパンツは、コーディネートに季節感が生まれ、足を冷やさず快適に過ごせるため、涼しくなってくる9月後半〜暑くなるまでの4月中頃までを目安に取り入れることをオススメします。

コーデュロイパンツの選び方

比較的カジュアルな印象があるため、子供っぽくならず垢抜けた着こなしを求めるならワタリ幅は太すぎず細すぎず、裾は若干テーパードがかかったトレンド感のあるシルエットを意識すると良いでしょう。コーデュロイは生地自体にボリュームがあるため、サイズ合わせにもよりますがストレートよりも裾へとだんだん細くなっていくテーパードシルエットが大人の着こなしにバランス良くハマってくれます。

普段パーカーやトレーナーをトップスで合わせることが多い方や、ビッグシルエットや厚みのあるニットと合わせる場合には、ワイドよりもスリムなパンツの方が好印象。長めのレングスで裾をためて履けばリラックス感を演出することもできます。

コーデュロイパンツのおすすめコーディネート17選

モンスターパーカー×コーデュロイパンツ

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スリムなシルエットのコーデュロイパンツは、ボリュームのあるアウターと合わせるのがおすすめ。
モンスターパーカーなどの存在感のあるアウターを、すっきりと着こなすことができます。
このとき、アウターの前を開けて着ると、バランスの良いコーディネートに。
足元にはスリッポンを配置して、軽快な印象に仕上げています。

秋らしい大人カジュアルスタイル

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きれいめなファッションが好きな人には、光沢のあるコーデュロイパンツがピッタリ。
テーパードシルエットのものをチョイスすると、スラックスのような感覚で取り入れられます。
トップスのオレンジとボトムスの白で、秋らしいコントラストを組み立てて、おしゃれ度をアップ。
洗練された大人カジュアルスタイルです。

ロゴニット×コーデュロイパンツ

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コーデュロイ素材のスケーターパンツなら、季節感を取り入れながら、いまっぽいスタイリングが実現します。
トップスには毛足の長いニットを持ってきて、大人かわいいスタイリングに。
一方で、足元にはビットローファーを履くことで、ラフなコーディネートを引き締めています。
今季は、ロゴニットとコーデュロイパンツの組み合わせが大注目です。

ビジカジスタイルにも

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プレーンなコーデュロイパンツは、ビジカジスタイルでも大活躍。
タートルネックニットなどのきれいめなアイテムと合わせると、着用シーンを選ばない汎用性の高い着こなしに。
さらに、ベルトやローファーなど、小物にもシンプルなものを選ぶことで、コーディネートの完成度が上がります。
ショート丈のブルゾンで、スタイルアップ効果も期待大◎

Aラインシルエットのコーディネート

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旬のワイドパンツにも、コーデュロイ素材のものが登場。
生地の畝が細いものを選ぶと、野暮ったくならずに履きこなせます。
ボリュームのあるボトムスに対して、トップスやアウターを比較的コンパクトなもので統一して、Aラインのシルエットに。
適度なボリュームのマフラーが、コーディネートを邪魔せず、防寒にも役立ってくれます。

トレンドカラーを取り入れて

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カラーバリエーションが豊富なのも、コーデュロイパンツの魅力。
深みのあるグリーンのものをチョイスすると、いまのトレンドともマッチして、よりハイセンスな着こなしに。
ゆったりとしたサイズ感のパンツは、裾をロールアップしてシルエットを調整すると◎
カーディガンやブーツなどの冬物アイテムとも、相性バツグンです。

ブラウン×ホワイトの秋コーデ

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ブラウンとホワイトの2色で組み立てた、まとまりのあるコーディネート。
タイトなテーパードシルエットのコーデュロイパンツは、トレンドを問わずに長い期間で着用できます。
合わせるトップスやアウターを選ばないため、ファッションセンスに自信がない人にもおすすめ。
普段のお出かけはもちろん、デートにも最適です。

ワイルドなカジュアルスタイル

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コーデュロイパンツは、ファッションのテイストを問わずに着回せます。
無骨な印象のスタジャンと合わせると、ワイルドなカジュアルスタイルが完成。
ニットのカレッジプリントでアメカジの要素を、ニットキャップやスリッポンでストリートの要素をミックスさせた、技ありコーディネートです。
休日の外出やワンマイルウェアにもピッタリ。

ダークブラウンで落ち着いた印象に

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ダークブラウンのコーデュロイパンツを履くと、落ち着きのあるコーディネートが完成します。
カラーアイテムが苦手な人でも取り入れやすく、シックな印象に。
トップスとスニーカーの色味をリンクさせることで、一体感のある着こなしに仕上げています。
寒い季節には、コートやジャケットなどのアウターを羽織ってもOK。

カラーアイテムでアクセントをプラス

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イエロー系のコーデュロイパンツは、コーディネートのアクセントとしても活躍してくれます。
カラーアイテムを1点投入するだけで、モノトーンでまとめたスタイリングが、一気に華やかに。
パーカーの紐を蝶々結びすると、トレンド感を演出できます。
キャップやパーカーのカジュアルな雰囲気と、ビットローファーの大人っぽさが、絶妙なバランスで共存した着こなしです。

アウトドアミックスコーデ

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ワイドなコーデュロイパンツをアノラックパーカーと合わせると、トレンドのアウトドアミックスコーデに。
トップス、ボトムスともにゆとりのあるシルエットのものをチョイスして、ラフな雰囲気をアピール。
小物にもキャップやスニーカーなど、アクティブなアイテムを持ってくることで、スタイリングに統一感が生まれます。
ウエスト部分から覗くインナーで、奥行きを演出した点もＧＯＯＤ。

メリハリのある着こなし

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ホワイトのコーデュロイパンツは、キレイめ派の必須アイテム。
テーパードシルエットかつアンクル丈のものを選ぶと、着回し力が高く、コーディネートの幅が広がります。
トップスには彩度の高いカラーアイテムを配置して、メリハリのある着こなしに。
ステンカラーコートとの相性もバッチリです。

ハイセンスなコーディネート

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旬のフレアパンツも、コーデュロイ素材のものをチョイスすると、秋冬らしいスタイリングに。
一見難しそうなパープル×ブラウンの組み合わせですが、トーンを揃えることで、自然となじみます。
フレアパンツ特有の足長効果と、コーデュロイが持つ暖かな雰囲気を良いとこどりした、ハイセンスなコーディネートです。
ロング丈のコートを取り入れたファッションは、高身長の男性に特におすすめ。

柄物のコートが主役の着こなし

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オーバーサイズのガウンコートは、ラフに着るのが正解。
ゆったりとしたシルエットのコーデュロイパンツと相まって、リラクシーなムードに仕上がります。
柄物のコートを羽織るときには、ほかのアイテムをシンプルなもので統一すると、すっきりとした着こなしに。
防寒対策も万全な真冬のスタイリングです。

ブルゾン×パンツのセットアップコーデ

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コーディネートに自信がない人は、セットアップを積極的に取り入れましょう。
コーデュロイ素材のブルゾンとパンツは、それぞれ単品でも着回しの効くアイテム。
特にブラックなどのベーシックなカラーは、合わせるアイテムを選ばないため、自由度の高いおしゃれが楽しめます。
パンツの裾をロールアップすると、足元に動きが出てアクティブな印象に。

アメカジテイストのスタイリング

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パーカー×コーデュロパンツで作る、アメカジテイストのコーディネート。
ビッグシルエットのパーカーとワイドパンツ、キャップでカジュアルにまとめつつ、シューズには革靴をチョイスして、ワンランク上の着こなしに。
アウターを羽織ったり、キャップをニットキャップに変更したりと、アレンジを効かせてもOK。
大人世代でも違和感なく着られる休日ファッションです。

モノトーンでシックに

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モノトーンでまとめたシックなスタイリング。
スタンドカラーのスウェットは、タートルネックニットよりもカジュアルに、一方で通常のスウェットよりは大人っぽい雰囲気で着られます。
バギーパンツならではの太すぎず細すぎないシルエットもGOOD。
スウェット、コーデュロイ、ブーツと、冬素材をふんだんに取り入れたコーディネートです。

まとめ

柔らかくふわふわとした生地が特徴的なコーデュロイパンツは、少し難易度の高いアイテムと感じる方も多いのではないでしょうか。パンツのシルエット選びや色合わせなどコーディネート次第で上品に大人っぽく着られて、懐かしくも新鮮なコーデュロイパンツはこの秋冬のコーディネートの幅を広げてくれるはずです。