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国内最高峰のニットブランド「BATONER(バトナー)」とは

Category 2020/01/27

https://www.batoner.com/

BATONER(バトナ―)とは?

BATONER(バトナー)というニットブランドをご存知ですか?

バトナ―は山形県の寒河江市(さがえし)を拠点として2013年にスタートしたニット専業ブランドです。

同市は県内随一のさくらんぼの産地としても有名。戦時中より羊の飼育が奨励され、戦後になるとニットの一大産地として成長しました。糸を紡ぎだす紡績工場、その糸を染める染工場といった近隣の職人たちと密接にやりとりをすることで高い品質を誇る製品を請け負って来ました。

バトナ―はこの地で1951年に創業した老舗ニットメーカー“奥山メリヤス”が手掛けるブランドです。

奥山メリヤスニット製品は、国内は元より世界でもトップクラスのクオリティと評価されています。事実、国内外のトップメゾンやアパレルメーカーのOEM生産を手掛けてきました。

 

「バトナ―」とは“バトンを継ぐ者”を意味しています。

そこには、奥山メリヤスの歴史を作った先人たちが築いたニットの技術を、未来へ伝えたいという願いを込めて「バトナー」が誕生しました。

最高の縫製技術を有した国内最高峰のニットブランドでと言っても過言ではないかもしれません。

バトナ―が支持される理由

高いクオリティを誇るバトナ―のニットが支持される理由は他にもあります。

ニットの産地、山形メイドの高品質なウールニットを中心に、2~3万円台で購入できるコスパの良さです。企画から生産まで自社で一貫して行っているため余計なコストが発生せず、高品質であるにも関わらずお手頃な価格を実現しています。

どれもシンプルなデザインで流行に左右されない“マスターピース”なニットである点が生産性を上げ、コスパの良さに繋がっています。

「品質」「価格」「デザイン」のバランスが絶妙に取れていることがバトナ―の魅力であり、他に追随を許さないファクトリーブランドの強みと言えるでしょう。

そんな知る人ぞ知るバトナ―はコマーシャルなブランドほどの知名度は高くないため、オフレコではありますがセールにかかるケースも多く、更に安価に手に入れることも出来ます。

大人の上質な日常着をお手頃な価格で購入できるチャンスですので見逃さない手はありません。

バトナ―を代表するロングセラー「畔編み(あぜあみ)ニット」

マスターピースと評されるバトナ―のニットは他のニットブランドとどう違うのだろうと考える方もいるでしょう。

バトナ―ならではの昔から継承される手法を用いたニットをご紹介しながらご説明していきましょう。

畔編み(あぜあみ)ニット

https://www.batoner.com/

ブランドのアイコンとなっている“畔編みニット”はリブ編みとも呼ばれ、縦に編み目が目立つ非常に定番的な編地です。シンプルなものほど品質の差が出やすいものですが、バトナーのニットも例外なくそれを証明しています。

ピリング(毛玉)が起きにくいオリジナル糸はバトナーの地元、寒河江市の工場で紡績しています。

リンキングマシン

https://www.batoner.com/

身頃や袖などを別々に成型し、各パーツの編み目を自然に繋ぎ合わせる「リンキング」と言う手法を取り、型崩れしにくく、ストレスフリーな着心地が特徴です。

リンキングは専用のマシンで11つ丁寧に繋ぎ合わせる非常に手間がかかる工程のため、現在日本で出来る工場はわずかになっています。通常のミシンで一気に縫い上げるより格段に伸縮性が高く、心地よさをアップさせてくれます。

ニットに触れた時の膨らみ感や着用した時の立体感を決定づけるのに重要なのは最後の仕上げ工程です。

仕上げ工程とは、“風合い出し、寸法出し”と呼ばれる作業で、製品を“縮絨”させ、理想とする風合いを出し、アイロンで仕上げを行います。

これらの作業はニットを作る上で大変重要な工程で、仕上げが上手かどうかでクオリティに大きな差が出ると言われます。いくら良い原料を使っても、仕上げ工程が雑であればよい風合いが出ません。バトナーでは熟知した職人がその経験を生かし、求めたい風合いになるよう丁寧に仕上げを行っています。

 

バトナーと同じような仕上げが出来る工場はどれだけあるでしょうか。

そう言えるほど、繊細で感覚的な作業なため、バトナーのニットが極上と言われるのです。

「毛玉が出来やすい」「何度か着ると型崩れする」というニットの概念をゼロにするのがバトナーのニットであり、バトナーを代表するのが畔編みニットです。

その畔編みシリーズである「SIGNATURE(シグネチャー)」からロングセラーの定番モデルをご紹介しましょう。

畔編みシリーズ「SIGNATURE(シグネチャー)」の定番モデルをご紹介

シグネチャークルーネック

https://www.batoner.com/

Signature Crew Neck ¥24,200-(税込み)

 

世界でもトップクオリティとして評されるスーパーファインメリノウールをオリジナルで撚糸した糸を使用。上質な糸ならではの艶のある光沢が“畔”の凹凸を引き立て美しく、極上の肌触りと評判です。

各パーツを一つ一つリンキングマシンで丁寧に繋ぎ合わせた作りにより、ゴロツキ感のない心地よさを実現しています。

前身頃の編み目が逆V字状のデザインがさりげなくおしゃれで一目見てバトナーのニットだと分かるのもポイント。ピリングが起きにくいため安心して着用出来るのも喜ばれる点です。

シグネチャージッパーカーディガン

https://www.batoner.com/

Signature Zipper Cardigan  ¥30,800-(税込み)

 

こちらのカーディガンタイプもスーパーファインメリノウールを使用。クルーネックと同じく畔編みで丁寧に作られた極上の仕上がりです。

ダブルジップ仕様タイプなのでアウター感覚で着こなせ、1枚持っているとスタイリングの幅が広がります。

夏を除く各シーズンで活躍する人気アイテムです。

キッドモヘア シグネチャークルーネック

https://www.batoner.com/

Kid Mohair Signature Crew Neck ¥30,800-(税込み)

 

生後一年未満のアンゴラ羊から採取した希少なキッドモヘアとウールを混紡したバトナーオリジナル素材で畔編みしたモデル。

メンズアイテムでは珍しいモヘアを使用し、特有のふわふわな毛並みと艶のある光沢が独特の雰囲気を作り出します。モヘアに見られるチクチク感が少なく、着心地も温かさも抜群の一枚。前身頃の編み目が逆V字状のアイコニックなデザインもさりげなく見え隠れしています。

一目ぼれする人が多い魅力的なニットです。

ベビーカシミアセーター

https://www.batoner.com/

Baby Cashmere Sweater ¥70,400-(税込み)

 

生後5か月のカシミアヤギから初めて剃り取られる“うぶ毛”のみを集め、特別に整毛されたベビーカシミアを3本撚糸して希少な機械で度詰めに編み立てたニットです。

職人の経験値を生かした編地作りにより、しっかりした生地感でありながらベビーカシミアならではの滑らかさとスウェードのような肌触りを実現した一枚です。着ていることを忘れてしまうほどの軽さながら暖かい、トップレベルのバトナーだから作れる最高級のカシミアセーターです。

エイジングウールラグランスリーブクルーネックニット

https://www.batoner.com/

Aging Wool Raglan Sleeve Crew Neck Knit ¥22,000-(税込み)

 

バトナーの新定番と位置付けられるほどのヒットセラーニット。原料の温度・湿度の管理を徹底し熟成させたエイジングメリノウールを使用しています。

原料の特徴を表現するために梳毛では珍しい太番手に紡績した糸で編み立てたものです。滑らかな風合いと軽さ、上品な光沢が上質感溢れる一枚。1枚で着るのは勿論、ジャケットなどのインナーに合わせてもスタイリッシュさが光ります。

求めやすい価格も魅力で人気アイテムの一つです。

エイジングコットンボーダークルーネックニット

https://zozo.jp/

Aging Cotton Border Crew Neck Knit ¥22,000-(税込み)

 

超長綿の中でも世界最高峰と言われるスヴィンコットンを使用したニット。

コットンを紡績するにあたり原綿を一定期間、温度・湿度の管理を徹底し、最適な環境下でコットンが持つ膨らみを最大限に引き出した状態で紡績しています。1着ずつ、身頃と袖のボーダーをぴったり柄合わせしている完璧な作りもレベルの高さを感じさせます。

存在感のあるボーダー柄がポイントで、おしゃれなニットスタイルが完成する一枚です。

ノルディックモヘアクルーネック

https://www.batoner.com/

Nordic Mohair Crew Neck Knit ¥30,800-(税込み)

 

キッドモヘア・ベビーアルパカ・ウールを混合させた天然素材のみで仕上げた豊かな風合いのニット。

暖かさも抜群で何とも言えない着心地の良さが評判です。機械で起毛させず糸の持つ本来の風合いのみで羽毛をふかせて膨らみを出し、独特な優しい雰囲気を醸し出しています。

モヘア独特のチクチク感が抑えられているため、モヘアが苦手と言う方も安心して着用出来ます。原料の特徴を知り尽くし、生かし方を知っているバトナーならではの一枚です。

エスニック柄は子供っぽく見えることもあり、躊躇される方もいますが、バトナーのノルディック柄はベーシックで飽きのこない大人のカラーリングがポイント。そして品質の高さから、むしろ他のブランドが真似できないおしゃれな仕上がりになっています。発売開始と共に売り切れ店が出るほどのロンセラーヒット商品です。

バトナ―取扱いショップ

バトナーのニットは店舗、オンラインショップ他、セレクトショップでも多数取り扱いがあります。

ブランドとのコラボ商品も定期的に行っていますので目が離せません。

代表的な取扱いショップをご紹介しましょう。

 

【バトナーメンズ店舗】

・伊勢丹新宿メンズ館/東京都新宿区新宿3-14-1

・福岡岩田屋/福岡県福岡市中央区天神2-5-35

 

【バトナー ONLINE STORE

https://www.batoner.com/

 

BEAMS

https://www.beams.co.jp/

 

Amazon

https://www.amazon.co.jp/

 

ZOZOTOWN

https://zozo.jp/

 

ELLE SHOP

https://www.elle.com/jp/

まとめ

国内外でトップクラスのクオリティを誇る山形メイドのニットブランド、バトナーについてご説明してきました。

1951年創設の歴史あるニットメーカー、奥山メリヤスから生まれ、引き継がれた確かな技術と止まることのない探求心、想像力。

そこから生まれる品質の高さやユニークなモノ作りは他のブランドとは一線を画したレベルであると言っても過言ではありません。

イメージしたモノを躊躇なく作ることが出来る、追求できるのは企画から生産までを自社で一貫して行っているからです。

また、経験豊富な職人に支えられ、難解な課題もクリアできるバックボーンがあることはブランドの成長に欠かせない財産でしょう。それはファクトリーブランドならではのストロングポイントで、コスパの良さも併せ持つとあれば誰も太刀打ちできません。

一度バトナーのニットを身に付けるとファンになると思います。

世界トップクラスと言われるバトナ―のニットを是非試してみてください。

 

 

 

 

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