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大人が着るべきTシャツの条件とオススメメーカー3選
老若男女問わず着るアイテムであるTシャツだからこそ、大人らしいものを選択することが肝要になりますが、それでは大人が着るべきTシャツとは、どのようなものでしょうか。
アルケーは大きく分けて二つのポイントがあると考えます。
「子供っぽくないTシャツの選定」と、「年相応のコーディネート」の2点です。
子供っぽくないTシャツの選定
薄い生地を選ばない
子供っぽいTシャツの特徴として、生地が薄いことがあげられます。
高級ブランドのTシャツにも薄手のものがありますが、それらは高級素材を使っているなど、独特の雰囲気や光沢感があるので判別可能です。
一方で、綿素材で薄手のTシャツはテロっとした質感が安っぽさを強調してしまったり、子供の着ているTシャツのように見えてしまったりします。透け感があり、皺にもなりやすいため、大人が着てサマになるTシャツとは言えないでしょう。
素材のブランドだけにとらわれず、ある程度の地厚さと、適度なハリを持った生地で作られたTシャツを選ぶことが大切になります。
無地Tシャツを選ぶ
柄物のTシャツも、子供っぽく見られる場合があります。特にプリントや文字の入ったTシャツ、大きなブランドロゴがついているTシャツなどは避けるべきでしょう。理想的な大人のTシャツは無地Tシャツです。無地は他のアイテムとも合わせやすく、上質な素材感を伝えやすいメリットがあります。
ジャストフィットを意識する
子供っぽく見られないためには、適切なシルエットのものを選ぶ必要があります。適切なシルエットとは、すなわち、ピタピタすぎず、ルーズすぎないものです。ピチピチすぎるTシャツは前時代的ですし、周りの人に圧迫感を与えるほか、コーディネートの幅も限られます。リラックスがトレンドワード化していますが、ルーズシルエットも、大人は節度を持って取り入れるべきでしょう。特にTシャツもボトムもゆったりさせてしまうと、だらしない印象を与える懸念もあります。もし、ゆったりしたシルエットのTシャツを選ぶ場合は、せめて着丈がコンパクトなものを選ぶというように注意しましょう。
年相応のコーディネート
上述した三つのポイントを実践している、上手なコーディネートをいくつか紹介していきます。
1. 白Tシャツ×デニムのコーディネート
無地の白Tシャツ×デニムという究極にシンプルなコーディネートですが、大人っぽく上質な雰囲気が出ているのは、計算されたシルエットでメリハリをつけるとともに各アイテムの素材にしっかりこだわり、革靴で大人な印象を演出できているからでしょう。デニムがゆったり目であるため、少しタイトなシルエットのTシャツを選択しています。厚みがありつつもしなやかな生地であるため、ややタイトなシルエットでも暑苦しさを感じさせません。ワイドシルエットのボトムスに抵抗がある方は、細すぎないものを選び、Tシャツはもう少しゆったりしたものを選ぶのも良いでしょう。
2.シルエットと素材感にこだわったコーディネート
シャツのシルエットと生地感を活かしたコーディネートのお手本とも言えるこちらのコーディネート。先ほどとは反対に、ゆったりしたシルエットのTシャツに、コンパクトなシルエットのチノパンを合わせ、黒のスニーカーで引き締めています。程よくゆとりあるシルエットのTシャツを着ると、男らしく引き締まった身体に見えやすいためおすすめです。ただし、素材やシルエット、丈感が少し変わるだけでオーバーサイズを着ている子供のように見えてしまうので、注意が必要です。地厚な素材を使用しておりハリがあるため、シワができづらく、体の凹凸が目立たないため、ニットのようにクリーンに着ることができます。ここでボトムスをゆったりさせるのも流行っていますが、大人な着こなしとしてはスマートなシルエットを合わせるのが無難でしょう。
3.ジャケットを使ったきれいめなコーディネート
ジャケットとスラックスのインナーとしてTシャツを着るのも上級者にはおすすめです。ここで大切になってくるのはそれ内に厚手の生地のTシャツを選択することです。薄手のTシャツは、下着をそのまま着ているように見えて清潔感がありませんし、一昔前に流行ったファッションのように見えます。
一方でクリーンで厚手のTシャツを合わせると、大人なリラックスコーディネートに変貌します。派手な色を使わずに、ミニマルな色使いで、上質な素材感を強調する必要があります。適切なシルエットのTシャツを選ばないと、陳腐に見えてしまうことにも注意が必要です。オックスフォードの革靴を合わせるとTシャツに合わせづらくなる事があるため、スリッポンやスニーカーで軽やかな足元にすると良いでしょう。
大人だから似合う上質Tシャツブランド
アパレルメーカーである我々が実際に触ったことのある、大人だからこそ似合う上質なTシャツブランドを3つほどご紹介します。
arkhē
僭越ながら、われわれアルケーを紹介させていただきます。
arkhē(アルケー)は、「大人が着るにふさわしい、無地のTシャツが欲しい。」という思いからスタートした、Tシャツ専業ブランドです。無地のTシャツのみを三つのネックタイプで展開しています。
白いゴールドと言われる光沢のある綿花を使用することで、光沢感を持たせつつ、低密度に編むことで皺になりづらく通気性にも優れた機能性も兼ね備えたTシャツです。国産メーカーなので、シルエットも日本人の体型に合わせており、先程あげたTシャツの三つの特徴を満たしています。
B2Cと呼ばれるビジネスモデルを採用しており、卸売や小売といった中間業者を介さず提供しているので、市場に出回っている同クオリティのTシャツの価格の半額程度である、5500円(税別)で購入可能です。
※一般的に、小売店で購入可能なアパレル製品は販売価格の三割程度が製造原価だと言われていますが、arkhē(アルケー)は直接販売のみなので製造原価率が50%を超えています。
サンスペル
「007 カジノ・ロワイヤル」でジェームズ・ボンドも着用したことで知られる、イギリスの名門肌着ブランドであるサンスペル。Q82と呼ばれる定番の生地を使用したTシャツが圧倒的な人気を博しています。
Q82は、最高級の超長綿を使用し、強度と滑らかさを出すために撚った糸を二本撚り合わせ、ガス焼きをしてから編み上げます。少し薄手なので、少しゆったりしたシルエットのものを選ぶか、ジャケットのインナーとして着るとよいでしょう。
一枚で着るのにも最適なやや中厚の「TWO FOLD 60’S」シリーズもおすすめです。
価格はどちらも11,000円(税別)。
オーラリー
2015年に日本でローンチしたオーラリー(AURALEE)は、「本当に良いと思える素材を追求」すべく、素材の作成から縫製に至るまで日本製にこだわったドメスティックブランドです。海外で人気を博しており、ファッションの本場である欧米諸国でも取り扱われています。日本でもUNITED ARROWSやBEAMSをはじめ、津々浦々のセレクトショップで取り扱われており、雑誌にも掲載され、現在最も注目されているブランドの一つと言えます。素材や縫製へのこだわりが特徴的なオーラリーは、シンプルなTシャツというアイテムでその良さを体感できるでしょう。
こちらは少し肩幅をとったベーシックなモデルです。オーラリーにはビッグTなどのアイテムもありますが、ベーシックな装いにはベーシックなアイテムが合います。
こちらはある程度ゆったりしたシルエットで、2つ目のコーディネートに合いそうな五分袖タイプです。超長綿を使用した、柔らかい生地感を楽しめるでしょう。
価格は7500円(税別)〜となっています。
まとめ
今回は、大人が着るべきTシャツの条件、大人のためのTシャツを着こなしているコーディネート、そしておすすめのブランドを紹介しました。今回の条件は絶対ではなく、体型や好みによって微妙に異なってきますが、大人のための着こなしの基礎になることは間違いありません。シンプルで毎日着られるアイテムだからこそ、とっておきの一着やコーディネートを探してみるのはいかがでしょうか。
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