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隠れた人気。夏の快適おしゃれアイテム「ワラチ」とは?
「ワラチ」という言葉を聞く機会が少しずつ増えてきたように思える昨今。
実は「ワラチ」は80年代のサーフブームの時に流行したアイテムで、現在では街のファッショニスタがさりげなく愛用していたりします。
以下では、そんな「ワラチ」についての情報をお届けします。
隠れたおしゃれアイテム「ワラチ」とは?
ワラチとは、メキシコの伝統的な革紐による編み上げ式のハンドメイドのサンダルです。
革製品でありながら気軽にカジュアルにも上品にも履くことができる隠れた万能おしゃれアイテムです。
フラットなソールと皮のバンドを側面から交差で編み上げた甲の部分が特徴で、以前はリゾート地などで使用されることが多かったですが、最近では街中でも履けるおしゃれアイテムとして普及してきています。
名称が似ていることから日本の「わらじ」が原型という説もありますが、古代メキシコ・プレペチャ族の言葉「kwarachi」に由来するという説が有力だとされています。
日本語ではワラチェ、ハラチ、ユアラチなどと呼ばれることもあるそうです。
なぜ流行っているの?
ワラチは、ネイティブメキシカンやメキシコの農民が履いていた革製の靴を起源とし、ソール部分に安価な古いタイヤなどを用いて現代風にアレンジされたものが登場し一般化されました。
1950年代には北米に上陸し、リゾートサンダルとして人気を博しました。
その後日本では、1980年代のサーフブームに最先端のサーフファッションとして登場しました。
現在海外では、そんなワラチを現代風にリ・デザインするブランドも出てきており、日本の最先端のファッショニスタが注目したことで、昨今隠れた流行りのアイテムとなってきています。
ワラチを履く時のコーディネートは?上品に履くコツは?
ワラチは選ぶ色さえ間違えなければ、どんなコーディネートにも合わせることができる万能なアイテムです。
ハーフパンツやデニム、スーツ生地のセットアップなど、幅広いアイテムとのコーディネートが可能です。
編み方による足の露出度や革の色合いによって印象は、カジュアルにも上品にも変わります。
淡い色で光沢が少ないものを選ぶとカジュアルな印象が強く、反対に濃い色で光沢が強いものを選べば上品な印象が強くなります。
上品に履くためには特に以下の3つのポイントに気をつけましょう。
1.色を間違えないこと
いくら万能なアイテムと言えど、選ぶ色を間違えてしまうとコーディネートは失敗です。
いつも通り、スニーカーや革靴の色を合わせる感覚でワラチの色も合わせてあげましょう。
素材が革のためカラーバリエーションも多くなく、色選びはとても簡単です。
2.定期的な手入れをすること
手入れと言っても、これと言って難しいことはなく、普段革靴をメンテナンスする程度で問題ありません。
革靴の手入れも突き詰めると奥は深いですが、汚れは都度拭き取る、オイルでツヤを保つ、雨の日には防水スプレーをかけるなど、基本的なメンテナンスを心掛けましょう。
サンダル感覚で気軽に履けるアイテムではありますが、あくまで革製品ですので、ケアの意識は持っておいた方が良いでしょう。
3.中古品を買わないこと
ワラチは、新品のものを街で見かけることは少ないですが、意外にも古着屋などでは頻繁に見かけます。
そのため、物珍しさや安価な値段から買ってしまう人もいると思いますが、革のくたれ具合、傷、汚れは繊細に印象として現れます。
ワラチは、細い革を編み込む構造のため、革靴などには使えない余った革などを使用しやすく、新品でも数千円〜と革製品にしては比較的安く販売しているメーカーもあります。
また、ネット販売では、卸業者を省いたコストで手に入ることもあるので、まずはお店でなく、ネットで念入りに調べてみるのがおすすめです。
大人が履きたい上品なワラチのおすすめブランド7選
MALIBU SANDALS(マリブサンダルズ)
マリブサンダルズは南カリフォルニア発のフットウェアブランドです。
ワラチの伝統的なスタイルに現代的な視点でデザインと機能を追加し、とても最先端で上品なアイテムを届けてくれます。
Canyon
マリブサンダルズの定番アイテムのCanyon。
シティウェアでもアウトドアでも使用可能で、柔軟性のあるソールのおかげでとても履き心地がよくおしゃれながらも快適なアイテムです。
Canyon NY
こちらは定番モデルのCanyonを踏襲したCanyon NY。
レザーではなくナイロン素材を採用しているので、スポーツサンダルのように身軽に履くことができます。
スポーティーなデザインですが、シティに溶け込むデザインなので、街中でのスポーツミックスなコーディネートにおすすめです。
Yuketen(ユケテン)
YUKETEN(ユケテン)は1995年にアメリカ カリフォルニア州ハーモサで、日本人デザイナーYUKI MATSUDAによって設立されたブランドです。
アメリカ製に拘り、長い経験を有する様々な職人の手で、ワラチだけでなくモカシンや鞄、ベルト、ブーツなど革メインのファッションアイテムを展開しています。
厳選した素材選びと拘りの物作りで世界中のバイヤーから高い評価を集めています。
HUARACHE(ワラチ)PACHUCO CLASICO
HUARACHEのPACHUCO CLASICOは、メキシコの職人が一つ一つハンドメイドで生産しており、とても伝統的な印象と温かみのあるアイテムです。
丁寧に手編みされた上質なレザーメッシュのアッパーが美しく、ソールには、ワラチの起源に忠実にすべく車のタイヤが使用されています。
トラディショナルなデザインにこだわるなら間違いなくオススメのブランドです。
CHAMULA(チャムラ)
CHAMULA(チャムラ)は、メキシコ人の伝統的な民族衣装の刺繍や織りかたを取り入れ、メキシコ現地の職人によるハンドメイドで生産されているブランドです。
デザインだけでなく、素材や製法の一つ一つを考慮し、尚且つ快適な履き心地です。
PACHUCO CLASICO同様トラディショナルなデザインですが、チャムラの方がよりオーガニックでカジュアルな印象があります。
PELETERIA JALISCO(ペレテリア ハリスコ)
PELETERIA JALISCO(ペレテリア ハリスコ)は、1975年、メキシコにて革小物全般を扱うメーカーとして創業しました。
革の編み上げが特徴で、メキシコの熟練した職人によってつくられています。
ソールにはタイヤチューブをリサイクルして使用されており、一つ一つとても丈夫で無骨な仕上がりなのが特徴です。
流行りに左右されないデザインで、長く履くのにオススメのブランドです。
CHUBASCO(チュバスコ)
Chubasco(チュバスコ)は、アメリカ西海岸サンディエゴに拠点を構えるアウトドアスポーツサンダルメーカーです。
「Huarache(ワラチ)」に出会い感銘を受けたチュバスコのクルーは、ワラチを基盤に現代の素材や技術を応用してアウトドアアクティビティにも使える新しいサンダルを生み出しました。
ナイロンとレザーを組み合わせた斬新なデザインが特徴です。
プロダクトはすべてメキシコでのハンドメイドで作られており、とてもハイクオリティなデザインと履き心地は、世界中のアウトドアスポーツ愛好者から支持されています。
DEEOHS(ディオス)
DEEOHS(ディオス)は、2016年に日本初上陸したメキシコの新鋭ハンドメイドシューズブランドです。
メキシコの伝統を大切にし、職人がひとつひとつ丁寧に作り上げた靴は、非常に足馴染みがよく気持ちの良い着用感が評判。
組み合わせる革の色合いと編み方がとてもユニークで、トラディショナルながらも上品且つ個性的に履きこなすことができるブランドです。
まとめ
とても幅広いシーンで着用可能な万能アイテム「ワラチ」。
何より履いていて本当に楽なので、1足は絶対に持っておきたいアイテムです。
編み方、色合い、ツヤ感の違いが与える印象は様々で、また、ほとんどがハンドメイドで作られるが故に奥が深い。
ぜひ自分のお気に入りの1足を探してみてはいかがでしょうか。
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